ミー（スイス） - FIBAバスケットボールワールドカップ2027アジア予選が数日後に迫り、カタールへの道のりを好スタートで切りたい各チームの最新情報を入手するのにこれ以上のタイミングはないだろう。
今回は、グループAとBの参加チーム、特にこの8チームに注目する。そして11月27日から12月1日に行われるWindow1で各チームのキーとなる選手に焦点を当てる。
グループ A
オーストラリア、ニュージーランド、フィリピン、グアム
「親しみが憎しみを生む」と言うが、グループAのオーストラリア、ニュージーランド、フィリピンはこれまで幾度となく対戦し、お互いに慣れ親しんでいる。
当然ながら、ブーマーズ（オーストラリア）がアジアカップ3連覇中のディフェンディングチャンピオンでとして、このグループ大本命として臨む。しかし、トール・ブラックス（ニュージーランド）とギラス（フィリピン）のもたらす脅威を無視することはできないだろう。
これら3つのチームが、少なくとも直近の3回のワールドカップに出場している事実は特筆に値する。連続出場をかけて戦うグループAはさらに面白くなる。特に、かつての様な大番狂わせを再び目撃できるならなおさらだ。
2020年のアジアカップ予選で、ニュージーランドがオーストラリアを108-98で破るという衝撃的な出来事があったように、今回のより大きな舞台で、彼らがそれを再現できるかどうか、注目だ。
注目はこの3チームに集まるが、このグループには初出場となるグアムも含まれていることを忘れてはならない。ワールドカップ予選初挑戦のグアムが波乱を起こせるか？それにも注目したい。
本命: オーストラリア 注目カード: オーストラリア vs ニュージーランド ダークホース: グアム
注目選手: 4チームすべてが、ジッダでの2025年アジアカップに出場した主力メンバーに加え、カタールへの出場権獲得を目指してチームを強化するために若い才能を招集している。
最も興味深いのはフィリピンだろう。彼らはスタービッグマン、カイ・ソットの不在に対処するため、Quentin Millora-Brownという注目の有望株を招集した。
また、FIBA大会に出場経験のあるJuan Gomez de Lianoも招集した。彼は前回のワールドカップ予選以来、久しぶりの代表復帰となる。
もちろん、オーストラリアも見過ごせない。前回のアジアカップで「3連覇」達成に貢献し、TISSOT最優秀選手に選ばれたJaylin Gallowayがチームを率いる。
国 | FIBA 世界ランキング presented by NIKE |
オーストラリア | 6位 |
ニュージーランド | 25位 |
フィリピン | 37位 |
グアム | 81位 |
グループ B
日本、中国、韓国、チャイニーズ・タイペイ
この古くからの東アジアのライバルたちの間では数え切れないほどの物語が綴られてきた。ワールドカップ予選では、日本、中国、韓国、チャイニーズ・タイペイが再び激突し、新たな章が加えられることになる。
この4チームは、2025年アジアカップでいずれも決勝トーナメントに進出した。チームドラゴン（中国）は決勝まで進出し、強豪オーストラリアに次ぐ銀メダルを獲得した。
韓国とチャイニーズ・タイペイは準々決勝に進出、日本は準々決勝進出決定戦で敗退した。この負けが、バスケットボール最高峰の舞台への復帰を目指す意欲をさらにかき立てているだろう。
しかし、おそらく最も勝利に飢えているのはチャイニーズ・タイペイだ。彼らは1959年以来ワールドカップに出場していない。再興の途上にあるこのチームが、この予選で歴史を変えることができるか？
本命: 中国 注目カード: 日本 対 チャイニーズ・タイペイ ダークホース: 韓国
注目選手: チャイニーズ・タイペイをさらに注目すべき存在にしているのは、Joe Linの加入だ。そう、数年前に'Linsanity'でよく知られた（そして今も）世界的アイコンの弟である。
Linは国内クラブでの実績から、チャイニーズ・タイペイの最高の選手の一人だ。彼がFIBAの舞台でその実力を発揮できれば、勢いに乗るこのチームはさらに良くなるはずだ。
中国もまた、充実したメンバーで臨む。Wang Junjieがアメリカ滞在中のため欠場するも、Guo Shiqiangヘッドコーチは、Window1に向けてZeng FanboやベテランのZhou Qiらを再び招集した。
一方、日本は渡邊雄太がキャプテンを務める。トム・ホーバスヘッドコーチとスタッフは、過去2回のオリンピックでチームを率いてきた元NBA選手の彼にその役割を託した。
最後に韓国は、Ra Guna不在で臨む最初のワールドカップ予選となるが、若手スターのイ・ヒョンジュンらが、2019年以来のワールドカップ出場を目指すチームの舵取りをする準備は万端だ。
国 | FIBA 世界ランキング presented by NIKE |
日本 | 22位 |
中国 | 27位 |
韓国 | 56位 |
チャイニーズ・タイペイ | 67位 |
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