ミー (スイス) — FIBA バスケットボールワールドカップ2027アジア予選の誰もが待ち望んだWindow3において、グループAとグループBのなかからさらに4チームが次のステージへの切符を掴み取るべく、激突する。
まず、いずれもグループAのオーストラリアとフィリピンは、最初の2つのWindowを終えた時点で早くも2次ラウンド進出を決めた。残された出場枠の数を考えると、6月29日から7月6日までの試合が極めて重要な意味を持つことになる。
そのためグループAでは、ニュージーランドとグアムのどちらが勝ち抜くか予測がつかない状況だ。一方、グループBは東アジアのライバルである中国、日本、韓国、チャイニーズ・タイペイの全チームにまだ可能性が残されており、まさに大混戦の様相を呈している。
今後数日間のうちに多くの展開が待ち受けているが、確かなことが1つある。カタールへの道を繋ぎ止めたいという各チームの願いのもとに、その戦いはこれ以上ないほど激しいものになるということだ。
グループA
本命: オーストラリア
これ以上説明する必要があるだろうか。オーストラリアは現在進行中のアジア予選において、ここまで最高の成績を収めている。4試合を戦って無敗を維持しており、これが彼らが最初に2次ラウンドの席を確保した理由である。
グアムおよびフィリピンとの再戦を控えており、過去にこの2チームを圧倒的な差で破っていることを踏まえると、ブーマーズはすでに目標の半分を達成しているとはいえ、全力で挑んでくることが予想される。
さらに、彼らは強力な補強戦力を連れてこのウィンドウに臨む。詳細は後述する。
注目の対戦:ニュージーランド vs フィリピン
注目は現在FIBAアジアカップを3連覇中の王者に集まるだろうが、グループAから最後の2次ラウンド進出枠を狙う、もう1つのオセアニアの雄を忘れてはならない。
ニュージーランドはWindow2の戦いを全勝で終え、フィリピンとグアムを破って2勝2敗まで星を戻して再び戦線に浮上した。彼らの今の目標は、前回と同じ結果を再現して勝ち上がることだ。
そしてその戦いは、7月3日にオークランドのSpark Arenaという彼らのホームで行われるギラスとの再戦から始まる。もう一度彼らを破れば予選通過が決まる。極めてシンプルな構図だ。もし敗れれば、グアムにまだ門戸が開かれる可能性が残る。
アンダードッグ:グアム
チーム・グアハン(グアム代表の愛称)にとって、可能性はあくまで 「残るかもしれない」 といったところだ。現状、彼らは0勝4敗と勝ち星がなく、過去の試合の多くでの負け方を考えると、この新興チームの見通しは決して明るいとは言えない。
このWindowにおいて、オーストラリアに敗れるか、あるいはトール・ブラックスがフィリピンを破った時点で、彼らの敗退が完全に決定する。一縷の望みを繋ぐためには、ある種の奇跡が必要になるかもしれない。
注目選手:Bryce Cotton, Mike Phillips
ここからが面白くなるところだ。オーストラリアはその誇るべき強力な戦力に、Bryce Cottonというさらなる火力を加えた。彼はNBL(オーストラリアのプロリーグ)で6度のMVPに輝き、最も名を知られた存在の1人だ。
オーストラリアのリーグで3度の優勝を経験しているこの元NBA選手は、確かな得点力とゲームメイク力を兼ね備え、シューティングガード(2番ポジション)の位置からチームに勢いを与える存在として、間違いなくブーマーズにとって強力な起爆剤となる。
Cottonの他に大きな関心を集めているのが、フィリピンのMike Phillipsだ。2.03メートルの身長を誇る彼は、そのサイズに見合わぬ卓越した身体能力と運動量から 「モーター・マイク」 の異名を持つ。
しかし、それがFIBAの舞台でどのように発揮されるかは見ものだ。大会に慣れるのに時間を要するのか、それともこの躍動感あふれるフォワードがギラスの即戦力となるのか。それは見てみないといけない。
グループB
現在の順位: |
| W/L | ポイント |
1. | 3/1 | 7 | |
2. | 2/2 | 6 | |
3. | 2/2 | 6 | |
4. | 1/3 | 5 |
本命:日本
現在3勝1敗でグループBの首位に立つ日本は、2次ラウンドへの切符を手にするために、Window3の初戦をものにするだけでよい。その対戦相手は中国。しかも相手のホームである瀋陽での一戦だ。
チーム・ドラゴンはWindow2で長年のライバルである日本を相手に逆転勝利を収めており、これが開幕Windowで韓国に連敗を喫した後に彼らが軌道修正できたきっかけの1つとなった。
それでも、日本は前回のアジアカップ予選の時のように、過去に中国を撃破できることを証明してきた。その実績にリベンジへの渇望が加われば、雪辱の白星を掴むためのレシピの材料は十分だろう。
また、桶谷大ヘッドコーチは、FIBAの舞台で勝つために何が必要かをすでに把握しており、そのコーチが渡邊雄太や富永啓生といった選手を擁するチームを指揮するのだ。日本にとってエキサイティングな時間が待っているはずだ。
注目の対戦:韓国 vs チャイニーズ・タイペイ
韓国はWindow1で中国を連破し、本ワールドカップ予選における最大の番狂わせを演じた。しかし、あの悪夢のようなWindow2を経て、彼らは今や崖っぷちに立たされている。
新しい指揮官であるNikolajs Mazuersのスタイルにまだアジャストしている途中である韓国代表は、2月に日本とチャイニーズ・タイペイに負けて、2勝2敗へと後退。そのため、このWindow3の任務を完璧に遂行する以外の選択肢は残されていない。
特に、高陽で行われるチャイニーズ・タイペイとのWindow初戦はしびれる展開になるだろう。順位表と数字の上では、韓国は複雑な2次ラウンド進出レースになることを避けるには、チャイニーズ・タイペイを破る必要がある。
アンダードッグ:チャイニーズ・タイペイ
そうなると、チャイニーズ・タイペイはその試合だけでなく、このグループ自体において大きなアンダードッグという立ち位置になる。現在1勝3敗の成績に甘んじているが、もし中国戦での終盤の崩壊がなければ、2勝2敗になっていた可能性もあった。
チャイニーズ・タイペイは、韓国に敗れ、さらに中国が日本を破った時点で敗退が決まる。そのため、彼らが不利な下馬評を覆すには、あらゆる手立てと、運を味方につける必要があるだろう。
注目選手: Yang Hansen
これまでの大会期間中も十分に注目を集めてきた中国だが、ポートランド・トレイルブレイザーズでのNBAルーキーシーズンを終えたYang HansenをこのWindowのロスターに登録したことで、さらなる興奮を巻き起こしている。
前回のアジアカップ予選で鮮烈なデビューを飾って以来、この若きセンターは一部で 「中国のヨキッチ」 とも呼ばれる。このWindowで彼の圧巻のプレーが見られるのか?誰もがそれを期待していることは間違いない。
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