ミー(スイス)— 「注目の選手」 の条件とは何だろうか。
スーパースターとしての知名度か、あるいは試合の流れを変える 「Xファクター」であることか。それとも、長期の欠場からの復帰だろうか。
ワールドカップ2027アジア予選のWindow3には、これらすべての要素を満たす、注目のストーリーがいくつも用意されている。
各チームが2次ラウンドへの生き残りをかけて最後の戦いに挑む中、スポットライトの下で自らの価値を証明するであろう選手たちを紹介する。
6月29日から再開されるアジア予選で、絶対に見逃せない10名のプレーヤーは以下の通りだ。
Junghyun Lee (韓国)
ガード
誕生日: 1999年4月14日 身長: 190 cm / 6'3"
全チームが少なくとも1勝を挙げているグループBは、間違いなく「死のグループ」 だ。これはWindow3がすべてを決定づける重要な戦いになることを意味している。特に韓国は、チャイニーズ・タイペイ、そして日本をホームに迎える極めて重要な2試合を控えている。チーム2位の得点源であるJunghyunには、少なくとも1試合、できれば2試合とも爆発的なシュート力を発揮することが求められる。会場のGoyang Gymnasiumを埋め尽くすファンの大声援が、彼の背中を強力に後押しするはずだ。
Muhammad-Ali Abdur-Rahkman (サウジアラビア)
ガード
誕生日: 1994年9月1日 身長: 193 cm / 6'4"
アジアカップ2025の得点王であるAbdur-Rahkmanは、コート上で流れるように、かつ軽やかにプレーする。Window2で、唯一行われたレバノン戦では、サウジアラビアは64-94と大敗を喫した。今回カタールとの2連戦、そしてレバノンとの再戦に挑むにあたり、Abdur-Rahkmanは平均22.3得点という自身のペースを維持しながら、チームメイトを鼓舞してチームを牽引していく必要があるだろう。
Tyrese Proctor (オーストラリア)
ポイントカード
誕生日: 2004年4月1日 身長: 193 cm / 6'4"
22歳のProctor は、すでに百戦錬磨のベテランが羨むようなキャリアを築いている。16歳でオーストラリア代表デビューし、18歳でFIBAアジアカップ2022の優勝を経験。その後、デューク大学から2025年のNBAドラフトでクリーブランド・キャバリアーズに指名された。ルーキーシーズンからレギュラーシーズン50試合に出場し、チームのイースタン・カンファレンス決勝進出に貢献。この 3-and-D(3ポイントとディフェンスに秀でた)ガードは、その豊富な経験を引っ提げてグアムとフィリピンとの試合に臨む。
Bryce Cotton (オーストラリア)
ガード
誕生日: Aug 11, 1992年8月11日 身長: 183 cm / 6'0"
NBLで6度のMVPに輝いたCottonが、33歳にして、ついにブーマーズのユニフォームに袖を通す。このダイナミックなポイントガードは、あらゆるエリアから得点を狙える一流のショットクリエイターだ。さらにこの記念すべきデビュー戦は、彼がPerth Wildcatの一員として9シーズンを過ごした馴染み深い土地、パースで行われる。彼が初めて緑と金の伝統あるユニフォームを纏う姿は、地元のファンを熱狂させるに違いない。
Tai Webster (ニュージーランド)
ガード
誕生日: 1995年5月29日 身長: 193 cm / 6'4"
実に7年ぶりとなるトールブラックスへの復帰を果たしたWebster。彼が最後に代表でプレーしたのは、中国で開催されたFIBAバスケットボールワールドカップ2019だ。これまでの2つのウィンドウを勝率5割(2勝2敗)で終えたニュージーランドは、このWindow3に向けて明らかに経験豊富なラインナップを揃える道を選んだ。
7月3日に対戦するフィリピンとは、前回の対戦で69-66と最後の最後までもつれる大接戦を演じており、Websterがどのようなインパクトを残すか注目が集まる。
Justine Baltazar (フィリピン)
フォワード
誕生日: Feb 19, 1997年2月19日 身長: 207.26 cm / 6'10"
ストレッチ・フォーとして、ピック&ロールに対する優れたディフェンダーであり、フェイスアップ・スコアラーとしても成長している。伝統的なローポストでプレーするセンターではないものの、 Baltazarはギラス復帰で、Window3で対戦するニュージーランドやオーストラリアといった強豪を相手に、チームのサイズ不足を補う役割を期待されている。PBA(フィリピンプロリーグ)ドラフトの元全体1位指名選手である彼にとって、オセアニアの巨人たちとのマッチアップはタフな挑戦となるが、最高のパフォーマンス、いやそれ以上のプレーを見せてくれるはずだ。
BJ Freeman (グアム)
シューティングガード
誕生日: 2002年7月11日 身長: 191 cm / 6'3"
高い期待を背負い、Window2でグアムのラインナップに加わったFreeman 。191cmのスウィングマンは、強豪オーストラリアを相手に第1クォーターだけで11得点、最終的に25得点を挙げる鮮烈なデビューを果たした。その後、23歳の彼は徐々に失速し、ニュージーランド戦での得点はわずか11にとどまった。Window3での2つの強敵との再戦に向けて、グアムがオセアニアの強力なライバルたちから大金星を挙げる望みを繋ぐためには、Freemanのさらなる奮起が不可欠となる。
富永啓生 (日本)
シューティングガード
誕生日: 2001年2月1日 身長: 188 cm / 6'2"
多くの起爆剤を擁するチームにおいて、ベンチからさらなる火力をもたらす存在の富永。このシャープシューターは、試合中盤で得点をもたらすスコアラーとして、チームにパンチ力を加え、桶谷大ヘッドコーチのもとでも、長距離シュートを放つことが変わらずミッションとなる。“日本のステフィン・カリー” であり、かつてカレッジ・スラムの3ポイントコンテストで王者となった彼なら、確実にその期待に応えるだろう。
Yang Hansen (中国)
センター
誕生日: 2005年6月26日 身長: 216 cm / 7'1"
中国の新たな 「万里の長城」 であるHansenは、単に卓越したサイズを持っているだけではない。この新進気鋭のセンターのプレースタイルは、現代のビッグマンとして完璧だ。ピック&ロールのシチュエーションにおいてハイポストからチャンスを作り出す能力に長け、リム周りではソフトなタッチを見せる。彼が中国出身選手として史上3番目に高い順位でNBAドラフト指名を受けたのも納得だ。20歳のポートランド・トレイルブレイザーズの若き才能が攻守両面で引き出しを増やし続ける中、このワールドカップ予選はさらなる進化を遂げるための完璧な舞台となるかもしれない。
Karim Zeinoun (レバノン)
ガード
誕生日: 1999年6月16日 身長: 188 cm / 6'2"
Window2を欠場したZeinounが、ワールドカップ2027アジア予選の舞台に戻ってきた。ロングレンジのシュート力を誇るこのガードは、アジアカップ2025で平均2.2スティールを記録したことからも分かるように、相手の隙を突く技にも長けている。27歳の彼は、Wael Arakjiのようなバックコートのスーパースターと比べると影に隠れがちだが、Al Riyadi所属のプロ選手として、コートで静かに効率的な仕事をこなし続けている。
FIBA