ミー(スイス) - FIBAバスケットボールワールドカップ2027アジア予選の開幕が間近に迫っており、多くの試合を控えた今、各チームの現状を評価する絶好の機会だ。
というわけで、Smartパワーランキングの第1弾をお届けする。ここでは、参加する16チームを詳しく見ていく。あなたが応援するチームは何位につけているだろうか?以下の予想が、あなたのものと合っているか確認してほしい。
#16 インド
インドのロスターに大きな変更はなく、Pranav Prince、Harsh Dagar、Arvind Krishnanらを擁する、FIBAアジアカップ2025に出場した時と同じようなメンバーを中心に臨む。
また、これにモンゴルのプロリーグでプレーする何名かが加わり、チームに勢いを与えるだろう。この合流がチームにどれだけの影響を与えるか、注目だ。
南アジアのこのチームは、ジッダでの前回大会を0勝3敗で終え、アジアカップを下から2番目の順位で終えた。この結果から、今回のWindow1にどう臨むかは興味深い。インドはWindow1でサウジアラビアと2試合対戦する。
#15 イラク
インド同様、イラクも前回のアジアカップでは勝利なしに終わった。しかし、今回はお馴染みの名前がロスター候補に戻ってきており、ワールドカップ予選ではよりよい結果が期待できる。
アジアカップ欠場のディフェンスを得意とするガード、Karrar Hamzahがリストに復帰し、スタービッグマンのIhab Al-Zuhairi、Thulfiqar Hammooodi、Ali Ismaelといった主要な仲間たちに合流する。
また、昨シーズンのFIBA WASL-西アジアリーグでAl Difaa Al Jawi SCの補強選手として素晴らしいプレーを見せ、多くの注目を集めたRamon Gallowayの代表デビューも、このWindowで見られるかもしれない。
イラクは、イランとの対戦となり、これまでの実績を踏まえるとタフな試合となることが予想されるが、2017年には番狂わせを演じた経験もあり、対戦し慣れた相手でもある。
#14 シリア
シリアは2025年アジアカップで最下位に終わったが、前々回のアジアカップ予選で活躍したメンバーと同じ顔ぶれが見られると予想されており、Nadim Issaもついに復帰する。
彼がMohammad Bilal Atli、CJ Maran、Omar Cheikh Aliらに加わり、ここに最近WASL-西アジアのAl Wahda SCで印象的なデビューを果たした若手選手Maiar Albalbisiも加わる。
シリアは、このWindowでヨルダンと2試合対戦する。
#13 カタール
カタールはワールドカップの開催国として既に出場権を得ているが、アジア予選全体を通してチームがどのような成績を収めるか、多くのファンが依然として関心を寄せている。これは2027年に向けての彼らの立ち位置を見る機会となる可能性があるからだ。
Tyler HarrisとMike Lewisが率いるチームは、この厳しいWindow 1で、アジアの強豪国常連の一つであるレバノンと2度(最初はドーハで、次にベイルートで)対戦する。
#12 グアム
彼らのロスター候補をざっと見ると、グアムが初のワールドカップ予選参戦にあたり、単に経験を積むだけでなく、勝ちにきていることが伺える。そう、グアムにとって今回が初めての参戦となる。
Jericho CruzやJonathan Gallowayのようなスター選手が再びチームを牽引し、信頼できるベテランビッグマンのTai WesleyがEJ Calvoコーチの招集リストにWindow 1で戻ってきた。また、注目すべき興味深い名前もリストアップされているので、ぜひ彼らに注目してほしい。
彼らはWindow1でのフィリピンとの対戦で、フィリピンを苦しめることができるだろうか?今回の予選出場はグアムバスケットボール界にとって最大の試合になることが期待され、チームに大きな期待がかかる。
#11 サウジアラビア
「ここからは上がるしかない」とう言葉があるように、サウジアラビアは、記憶に残るアジアカップ開催を果たした時と同じメンバーでワールドカップ予選に臨み、そのモットーを実践しようとしている。
Muhammad-Ali Abdur-Rahkmanが、Mo Alsuwailem、Khalid Abdel-Gabar、そしてAlmarwani兄弟と共に招集リストのトップに立っている。そして彼らは、強力なスタートを切るために、Window 1でインドをスイープすることを目指す。
#10 ヨルダン
Roy Rana ヘッドコーチの指導の下、ヨルダンは育成に熱心に取り組んでいるようだ。というのも、ファルコンズ(ヨルダン代表チームの愛称)は、トップクラスの若手選手にフィーチャーしたラインナップでWindow 1に臨むからだ。
招集リストには、Abdullah Olajuwon、Rawhi Kilani、Michel NaffaといったU21のタレントがリスト入りしながら、Freddy IbrahimやAhmad Al Dwairiといったベテランがいるため、彼らから多くを学ぶことができるだろう。特にAhmad Al Dwairiは、再びファルコンズに黄金期をもたらすためにプレーすることに意欲を燃やしているはずだ。
#9 日本
渡邊雄太がキャプテンとしてチームに参加するものの、NBAでの挑戦を続けるスターガードの河村勇輝を今回も欠くため、日本にとってはこの先も厳しいWindowになる可能性がある。
成長著しいこのバスケットボール国は、前回のアジアカップでも何名かのトッププレイヤーを欠いており、ある種のルネサンス期にあるチャイニーズ・タイペイを相手に、このチームがどう戦うのか、不安視する声もある。
We have to win. Or else, we won't even make it to the World Cup to begin with.
#8 フィリピン
カイ・ソットは依然として不在だが、フィリピンが2025年のアジアカップで2連敗でのスタートを乗り越え、8年ぶりに準々決勝まで進出したことは記憶に新しい。
カイ・ソットはACL損傷で療養中であり、彼抜きでギラス(フィリピンの愛称)がどのようなパフォーマンスを見せるかは未知数だが、新たなタレントの加入が、チームにある希望をもたらしている。
Quentin Millora-Brownがロスターに追加され、インサイドにさらなるサイズをもたらすことが期待されている。ギラスがタレントのプールを広げるため追加招集を決定したため、Juan Gomez de Lianoも復帰する可能性がある。
#7 韓国
負傷による交代を除けば、韓国は2025年アジアカップの主要メンバーと同じメンバーを招集しているが、一部の人が疑問に思っているのは、Ra Guna抜きでこのチームが初めてワールドカップ予選でどう戦うかということだ。
彼は何年もの間、代表チームの柱として機能し、多くの記録を樹立してきたが、韓国は、彼なしで、そしてまだ彼の代わりを務める準備ができている選手なしで、進まなければならない。
韓国はウイングプレイヤーが充実している。ここ数年で最高の才能の一人であるイ・ヒョンジュンが再び活躍する姿を見られることが予想されているが、中国との連戦に臨むにあたり、彼の活躍がチームに必要とされるだろう。
#6 レバノン
前回ジッダでのアジアカップを欠場したWael Arakjiの復帰が予想されており、彼の復帰により、レバノンにとって期待できるWindow 1になるはずだ。
しかし、彼らのカタールとの試合は、Miodrag Perisicからヘッドコーチの座を引き継いだ新コーチのAhmad Farranの体制下での初めての試合となる。
スムーズな移行になるか、それとも成長の痛みを伴う変化になるだろうか?
#5 チャイニーズ・タイペイ
Ray Chenと、チャイニーズ・タイペイを2025年アジアカップ準々決勝まで押し上げた一部のメンバーが戻ってくるが、Hinton兄弟は不在となる。
しかし、ポイントは、Joe Linを招集リストに入れていることだ。彼の加入は、来たるWindowでの日本との対戦で、チームにとって、後押しとなることは間違いない。
これはLinにとって、そして間違いなく最近引退した彼の兄弟、ジェレミー・リンにとっても、夢が叶った瞬間であり、チーム全体としてもそれを大切にしたいと願っていることは間違いない。チャイニーズ・タイペイにとって、未来は明るいようだ。
#4 ニュージーランド
Window 1に出てくるのは、基本的に前回のアジアカップで準決勝に進出したのと同じトールブラックスであり、ジッダで彼らが味わったであろう悔しさを考えると、彼らは注目すべきチームの一つだ。
2022年にアジアカップで銅メダルを獲得したものの、今年のアジアカップでは3位決定戦でイランに敗れ、メダルなしで帰国した。オセアニアの強豪国によるリベンジツアーの始まりとなるのだろうか?そうであれば、特に2022年アジアカップ予選で番狂わせを演じられたオーストラリアは、それに備えるべきだ。
#3 中国
直近のアジアカップは、中国がサウジアラビアで銀メダルを獲得し、10年ぶりにメダルを持ち帰った大会となり、その時のメンバーの一部が、このWindow 1で再び登場する。
Cheng ShuaipengやHu Mingxuanといった選手たちが、Guo Shiqiangコーチ率いる19名の強化合宿メンバーに入っている。しかし、スター選手でありオールスターファイブに選ばれたWang Junjieは欠場する。
もし、前回大会の復習が必要なあなたのために、Wangは、彼の代名詞となったムーブ(ポストフェイダウェイ)に象徴される滑らかなオフェンスで、チームドラゴン(中国の愛称)をアジアカップ決勝に引き戻す上で重要な役割を果たした選手だ。
しかし、もう一人のオールスターファイブメンバーであるHu Jinqiuや、Zeng Fanbo、Yu Jiahaoといった他の中国を代表するタレントを含め、タレントレベルは依然として非常に高い。
そういえば、あのZhou Qiという選手もなかなか素晴らしいと聞いている。
#2 イラン
ここから、グループCにとって怖い展開になる。イランは、最近のアジアカップで銅メダルを獲得したチームを維持しながら、最も有名な代表チームのベテランたちも復帰招集することが予想されている。
現時点でイランのバスケットボール史上最高選手であるかもしれないBehnam Yakhchaliが再びチームメリ(イランの愛称)に加わると予想されており、彼の復帰は、イランがこの開幕戦となるWindowにどれほど本気で向かっているかを物語っている。
イランだけでなく、アジアバスケットボール界におけるライジングスター、Mohammad Aminiも再び加わっていることも、チームにとってプラスな要素だろう。
1. オーストラリア
これ以上言う必要があるだろうか?ブーマーズは、アジアカップ3連覇のディフェンディングチャンピオンとして、この目覚ましい偉業を達成するのに貢献してきた選手たちで構成されたチームを送り込んでくる。
2025年アジアカップTISSOT MVPのJaylin Gallowayが、ベテランのニック・ケイやJack Whiteと共に主役を張り、Davo Hickey、Elijah Pepper、Josh Bannanといった若手も含まれており、経験と若さのバランスも良い。
忘れてはならないのは、オーストラリアは前回の予選で12試合中11試合に勝利しており、今回の予選ではその記録を上回ることを確実に目指しているだろうことだ。彼らはそれを達成できるだろうか、それとも他のチームがそれを変えることができるだろうか?
注記: このパワーランキングは完全に主観的なものであり、真実かつ正確なランキングシステムでは決してありません。すべてのコメントは純粋に著者の見解です。
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