ジッダ(サウジアラビア) — テーブス海がFIBAアジアカップ2025で日本代表にとってより重要な役割を担うことが期待されている。
26歳の彼は、8月5日から17日に開催されるアジアカップの大会登録メンバー12人に選ばれ、ベテランの富樫勇樹とともにポイントガードの役割を担う。
過去の大会では、トム・ホーバスヘッドコーチは、ポイントカードのポジションを富樫と、もう一人のプレーメーカーである河村勇輝でシェアさせていたが、河村はシカゴ・ブルズと新たに契約したため、今回はチームにいない。
日本代表にはもう一人、身体能力の高い22歳のジャン・ローレンス・ハーパージュニアもポイントガードとして名を連ねているが、今回がFIBAのシニア大会2度目となる彼は、控えとしてチームを支えることが予想されている。
この状況により、テーブス海は非常に注目される存在になっている。ファンや専門家たちは、彼が2度目の出場となるアジアカップの舞台でこの大きなチャンスをどう生かしていくのかを見守っている。
有名なバスケットボールコーチであるBTテーブスを父親に持つテーブス海は、2022年のジャカルタで行われたアジアカップで、初めて日本代表としてプレーした。
それ以来、彼は着実に成長を遂げてきた。
2024年のパリオリンピックでも日本代表としてプレーし、Bリーグでも堅実なプレーを見せている。その積み重ねてきた実績は、今回の代表活動でも結果として表れている。
FIBAアジアカップ2025予選では、4試合に出場し、平均11.3得点、3.5リバウンド、4.3アシスト、エフィシェンシー13.5を記録。
彼のベストゲームは、モンゴルのウランバートル、MBankアリーナで行われたモンゴル戦だ。この試合、彼は日本がモンゴル代表Blue Wolveにホームファンの前で89-79で勝利するのをリードした。
テーブスは3本の3ポイントシュートを含む23得点(8/15)、5リバウンド、8アシスト、3スティールを記録。試合の終盤には、78-79のビハインドから逆転へと導く重要な役割を果たした。
彼のいつでも厳しい局面にひるむことなく立ち向かう、その強い精神力は、日本代表が1997年の銀メダル獲得以来となるアジアカップでのメダル獲得を目指す上で大きな力となるだろう。
日本は、イラン、シリア、そして新加入のグアムとともにグループBで予選リーグを戦う。今後のFIBAアジアカップ2025の詳細については、こちら。
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