ジェッダ(サウジアラビア)- 日本はシリアとのグループBの開幕戦で、前半は不安定な展開だったものの、後半にペースをつかみ、99-68で勝利を収めた。
ジョシュ・ホーキンソンは26得点、13リバウンド、4アシスト、2ブロックの大活躍を見せ、吉井裕鷹は17得点、4リバウンド、4アシスト、2スティールを記録した。
試合の流れは、第3Qに大きく動いた。前半は9点ビハインドで折り返した日本は、後半にリズムを取り戻し、後半は合計67-27と圧倒した。
試合序盤は、日本は鋭いボールムーブメントで9-0のリードを奪い、優勢に立った。しかし、シリアもトランジションゲームを見出し、ミスを突いて一気に巻き返す。第1Q終盤には、富樫勇樹の3ポイントシュートで日本が18-13とリードを奪った。
第2Qはシリアの展開となった。
Keron Deshieldsが得点を重ね、チーム最多の21得点のうち12点をこのクォーターで決めた。シリアは19-4のランを見せて日本を驚かせた。Deshieldsのペースコントロールとハッスルプレーで、シリアは最大10点差までリードを広げた。日本は反撃し、5点差まで縮めるも、シリアは前半を41-32で終えた。
すべてが動いたのは第3Qだ。
吉井が立ち上がりの8連続得点で流れを引き寄せ、内外から得点を重ねて差を縮めた。ホーキンソンもペイントエリアで得点を決め、10-0のランでリードを奪い返した。そこから日本の攻撃は勢いを増し、コートのあらゆるところからシュートを決めた。Deshieldsも守備で封じられ、第3Qは得点なしに終わった。
第3Q終了時点で日本は60-51とリードを広げ、そのまま試合の主導権を握った。
シリアは第4Qの序盤でリバウンドからの得点で一時反撃するも、日本は13-0のランを見せて試合を決定づけた。ホーキンソンがインサイドで活躍し、ベンチからの出場選手も活躍を見せ、最後はリードを最大31点まで広げて勝利した。
シリアのDeshieldsは21得点、8リバウンド、7アシストを記録したが、後半に失速し、日本の堅実な守備に対応できなかった。
この試合で勝利した日本(1-0)は次の試合でイランと対戦となり、グループB注目の一戦となる。一方、シリア(0-1)は同日に本大会初出場のグアムと対戦し、巻き返しを図る。
FIBA