ジッダ(サウジアラビア)- King Abdullah Sports Cityで金曜夜に行われた、FIBAアジアカップ2025グループBの試合では、イランが激しいフィニッシュで、日本を第4Qラスト3分間無得点に抑え、78-70で勝利した。
Mohammad Aminiは24得点・8リバウンド・3スティール・2ブロックを記録し、決定的な第4Qでオフェンス、ディフェンスでの活躍を見せ、勝利を牽引。Sina Vahediは、スリーポイント4本中3本を沈め22得点。逆転を呼び込む得点も決め、イランの締めのランを作った。
日本は勢いを掴みかけていたが、展開は急に動いた。ジョシュ・ホーキンソンが20得点・17リバウンドの巨大なダブルダブルを記録し、富永啓生は5本のスリー(前半だけで)を含む22得点を決めるも、試合終盤でファウルアウト。
イランは序盤からエネルギーを見せ、日本のリズムを厳しいプレッシャーと素早いローテーションで崩した。試合開始7分で5つのターンオーバーを誘い、チームメリは11-5のリードを築き、Vahediのブザービーターのスリーで16-13とリードを保った。
日本は富永の得点により、第2Qにペースを取り戻しす。富永、ホーキンソン、ジェイコブス晶の長距離シュートが連続して決まり、31-24のリードを作る10-1のラン。前半を挽回しようとする日本に、イランはAminiのドライブとVahediの安定した得点で得点を重ね、34-34で前半を終えた。
第3Qは両者の譲らず、最大6点差という競った展開。日本はホーキンソンのフリースローと馬場の重要な場面でのスリーで、一時点差をつけるも、Aminiのペイント内への果敢なオフェンスとKazemiのハッスルプレーがイランの踏ん張りを支え、最終第4Qへ58-58の同点で入った。
第4Q序盤、AminiのトランジションレイアップとVahediの積極的なでペネトレーションでイランが63-60と再びリード。しかし、馬場のアンドワンで勢いが日本に傾き、68-65と日本が逆転。AKATSUKI JAPANは8-2のランで試合の支配権を取り戻したように見えたが、イランは諦めず、約3分を残してMatin Aghajanpourのスリーで70-70の同点に戻す。
ジェイコブスがAminiを豪快なブロックで止めるも、その後の展開は止められなかった。Vahediが再びスリーを沈めイランが73-70とリード。富永を最後のファウルに誘った。Mobin Sheikhiがさらにスリーを決め、アミニのスティール&ダンクで8-0のランを達成し、試合を決めた。日本は富永のフローターが残り3:58に決まって以降、得点できずに試合を終えた。
この勝利でイランは2勝0敗となり、グループBのトップ争いに大きく前進。日本は1勝1敗となり、次戦はグアム戦へ。イランはこの勢いで次のシリア戦へ臨む。
FIBA