ブルノ(チェコ) — FIBAU19女子バスケットボールワールドカップ2025の初日は、歴史的な瞬間に満ちていた。ナイジェリアは初勝利を飾り、アメリカはデビュー戦で記録的なスコアを叩き出した。
ブラジルのJulia Preisは、8本のシュートをブロックし、歴史上最高タイの記録を樹立する素晴らしい個人記録を残した。
ナイジェリアが接戦で記念すべき勝利
ナイジェリアが中国を93-88で破った劇的な勝利は、記憶に残る一戦だっただけでなく、彼女たちにとってこの大会での初勝利という特別な意味を持つ勝利となった。
ナイジェリアの中心選手であるNora Ezikeはシュートを8本中8本決め、25得点。中国が最後に逆転しそうになる展開の中、冷静さを保ったプレーを見せた。
28得点、12リバウンドの素晴らしいダブルダブルを記録した中国のKejia Ranにとって、この敗戦は辛いものとなった。チームメートのFengwei Xuも10アシストを記録した。
アメリカが韓国を圧倒し、タイトル防衛に向けて新記録を樹立
アメリカは韓国を134-53で一蹴し、女王の座奪還に向けた意思の強さを見せた。
この得点は、アメリカの過去最高得点129点を超え、大会最高得点数となった。
アメリカのSienna Betts は、12本中11本のシュートを決めて25得点を獲得し、6リバウンド、4アシストも加えた。 Saniyah Hallは23得点を記録。
フランス、ブラジルのブロックマシーン Preisに負けず、力強いスタート
フランスは、ブラジルに対して83-47の圧勝を収め、早速メダル候補の実力を証明した。華麗さ、身体能力の高さ、パワー、落ち着きを兼ね備えたパフォーマンスで、深さと質の高さを見せつけた。
フランスのNell Angloma は、21得点、6リバウンド、2アシストとチームの成功の中心となった。
一方、ブラジルのJulia Preisはチームは負けたものの、8本のシュートをブロックして、大会歴代最高のブロック数を記録した。
Swordsがカナダを率いて初出場のポルトガルに勝利
カナダは、初出場のポルトガルを88-49で一蹴し、グループBの中で勢いのある試合を見せた。
カナダはベンチスタートの選手が40得点と層の厚さを見せつけた。Syla Swordsは、18得点、5リバウンド、2アシスト、2スティールとリーダーシップを発揮。チームメートの Mila Hollowayも12得点、5アシストを記録。
イスラエルが多くのシュートを沈めるもハンガリーが立ちはだかる
初出場のチームにとってタフな初日となった。初出場のイスラエルは、ハンガリーに86-82で敗れた。イスラエルは、大会史上2位となる1試合で17本のスリーを成功させるも、勝利とはならなかった。
イスラエルのGal Ravivは35得点を挙げ、長距離のシュートを9本中7本を決め、Maayan Cohenも7本のスリーを成功させた。しかし、ハンガリーもEszter Ratkaiが24得点、7リバウンド、7アシストで活躍し、Kinga Josepovitsもインサイドで14得点、12リバウンドを記録して大活躍を見せた。
その他の結果
- 日本はホスト国チェコに65-50で勝利。期待の選手、後藤音羽が14得点、6リバウンドを記録。
- スペインはスロースタートながらもアルゼンチンに対し、68-47で勝利。Maria Anais RodriguezとSomtochukwu Okaforが2人で22得点、アルゼンチンのNerea Lagoswkiは15得点、12リバウンド。
FIBA