東京(日本)— 1試合とはいえ、河村勇輝と八村塁が再び同じコートに立つ姿は、日本のファンを熱狂させるのに十分だった。
"Our goal isn't just to win in Asia. Our goal is to win on the world stage."
その瞬間は土曜日の夜、代表のスター選手たちが顔を揃え、有明アリーナに集まった大観衆の前でアジアのライバル韓国を迎えた週末の強化試合がスタートするときに訪れた。この試合は、日本が88-68で勝利を収めて週末をスタートした。
抜群のシュート力を見せた八村は、約2年ぶりの男子代表復帰。チーム最初の11-0のランのうち9ポイントを決める怒涛のスタートで試合の主導権を握り、ゲーム最多の22得点を記録した。
そしてそれを演出したのが、巧みなプレーを見せた河村だった。桶谷大ヘッドコーチから17分間のプレイタイムを与えられた彼は、12得点、3リバウンド、6アシスト、1スティールを記録した。
実際、この試合で彼が記録した最初のアシストは八村へのパスであり、このアシストで八村は一本目となるスリーポイントを沈め、会場の観客を大いに沸かせた。
韓国との強化試合は、FIBAバスケットボールワールドカップ2027アジア予選 Window4に向けて行われたもので、2戦目も日本が95-66で勝利している。
2戦目では河村のみの出場となり、八村は欠場となるも、連戦終了時に河村が語った言葉通り、チームの今後に対する期待は高まるばかりだ。
「僕たちの目標は、単にアジアで勝つことではありません。世界で勝つことが目標です。」 と、河村はファンに向けて語った。
桶谷大ヘッドコーチもまた、今後のAKATSUKI JAPANの布陣、特に河村と八村の両選手を起用できる点について、大きな期待を寄せている。代表で八村とタッグを組むのは彼にとっても今回が初めてとなる。
「間違いなく、過去最強のメンバーが揃っていると信じています。」と桶谷ヘッドコーチは語った。
この注目のデュオが、Window4で見れる可能性がある。
もし実現すれば、攻守の中心としてチームを牽引できるこの2人の存在は、相手チームのディフェンスにとって大きな脅威となるだろう。
それが結果として現れたのが、2024年のパリオリンピックだ。
勝利を掴むことこそ叶わなかったものの、Pierre Mauroy Stadiumを揺るがせたフランス戦をはじめ、世界最高峰の強豪国を相手に見せた日本の戦いぶりは目を見張るものがあった。
最終的にフランス代表が延長戦の末に94-90で勝利を収め、そのまま決勝まで勝ち進んだが、日本代表とこのコンビが見せた快進撃は、彼らをあと一歩のところまで追い詰めた。
河村は縦横無尽の活躍を見せ、6本の3ポイントを含むゲームハイの29得点、7リバウンド、6アシストをマーク。八村もフィールドゴール16本中10本を沈め、24得点を叩き出した。
パリオリンピックでの二選手の個人成績は以下の通りだ。
選手 | 得点 | リバウンド | アシスト | エフィシェンシー | 出場時間 | 出場試合数 |
|---|---|---|---|---|---|---|
八村 塁 | 22.0 | 6.5 | 1.0 | 17.0 | 32.2 | 2 |
河村 勇樹 | 20.3 | 3.3 | 7.7 | 17.3 | 29.7 | 3 |
近いうちに、この2人の姿をFIBAの舞台で見られるかもしれない。
八村と河村の両選手とも、ワールドカップ予選の次のWindowに向け、日本が招集した17名の強化合宿ロスターに名を連ねている。
ここまで4勝2敗の成績を収めている日本は、2次ラウンドの開幕を迎えるにあたって最も成績のいいチームの1つであり、これほどの能力を持つ選手たちが加わることで、強豪がひしめくグループFにおいても有力な優勝候補に躍り出るだろう。
グループFには、1次ラウンドのグループBで同じ組だった中国や韓国のほか、レバノン、サウジアラビア、そして2027年ワールドカップ開催国でありながら、台風の目となりそうなカタールが名を連ねる。
Group | Qualified | In Contention | Eliminated |
E |
| Australia, Iran, Jordan, New Zealand, Philippines, Syria |
|
F |
| Japan, China, Korea, Lebanon, Qatar, Saudi Arabia |
|
もし彼らが代表ロスター入りすれば、2027年ワールドカップ予選初出場となる。しかし、彼らが脅威なのは、既に過去大会の経験があり、この舞台が決して未知のものではないという点だろう。
八村に関して言えば、2019年大会の予選で1次ラウンド終盤から2次ラウンド開幕にかけて計4試合に出場。オーストラリアを79-78で破る大金星を含め、出場したすべての試合でチームを勝利に導いた。
Japan started World Cup Qualifiers 2019 with 4 consecutive losses. Then, in Rui Hachimura's senior national team debut on June 29, 2018, Japan won their first game against Australia in Chiba.
They went on an 8-game winning streak to finish the World Cup Qualifiers, eventually earning themselves a spot at the World Cup in China.
一方の河村は、FIBAアジアカップ2022で男子シニア代表デビューを果たしたのち、共催国枠としてすでに本大会出場が決まっていたワールドカップ2023のアジア予選を実戦の場として成長を重ねた。
日本代表は高いパフォーマンスを維持し、最終的にグループFを7勝5敗の3位で終えた。河村はワールドカップ本戦でも日本をアジア最上位に引き上げる原動力となり、パリオリンピックへの出場権獲得に大きく貢献した。
Window4に向けて何を見せてくれるのか、期待は膨らむばかりだ。
「今月末に行われるサウジアラビア戦やカタール戦に向けて、チームとしてのケミストリーを高め続けていきたいですし、自分自身も良いプレーをして勝利に貢献したいです。」と河村は意気込みを語った。
日本中、そしてアジア全体がこの復帰に歓喜する一方で、このコート上での再会がアメリカに戻った際の彼らのシナジーにどのような影響を与えるかに関心を寄せるファンも多い。
河村は2026年8月9日にロサンゼルス・クリッパーズとエグジビット10契約を結んだ。これは、ロサンゼルス・レイカーズとの契約を終えた八村が2年2800万ドルでクリッパーズと契約した約1ヶ月後のことだった。
NBAサマーリーグが幕を閉じた直後に発表された契約だが、そのサマーリーグで河村は、インディアナ・ペイサーズの一員として1試合平均8.2得点、1.8リバウンド、4.8アシストを記録し、ファンの人気を集めた。
クリッパーズとの契約は保証のない単年契約ではあるものの、来たるシーズンには無限の可能性が秘められている。その1つがNBAのコート上で八村とプレーすることであることは間違いない。
しかし、今の彼らにとってのフォーカスは日本代表として日の丸を背負い、母国を3大会連続のワールドカップ出場へと導くことだ。
そしてこの2人の活躍は、このWindow4から始まるかもしれない。
FIBA