東京(日本)— FIBAバスケットボールワールドカップ2027 アジア予選Window4において、八村塁がチームを圧倒的な2連勝へと導き、日本とファンにとって 「待った甲斐があった」 と言える最高の週末となった。
予備知識として触れておくと、このNBAプレイヤーのフォワードがAKATSUKI JAPANのユニフォームを着て戦うのは、世界の強豪相手に好勝負を演じた2024年のパリ2024オリンピック以来、実に2年ぶりのことである。
そして過去にもワールドカップ予選でプレーした経験を持つ八村にとって、今回のWindowがワールドカップ予選史上最高のパフォーマンスだったのではないかと、ファンや有識者の間で話題を呼んでいる。
果たして本当なのか。数字とともに振り返ってみよう。
ワールドカップアジア予選Window4
試合 | PTS | FG | 3P | REB | AST | STL | BLK | +/- | EFF |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
29 | 11/14 | 3/4 | 4 | 2 | 3 | 1 | 23 | 36 | |
30 | 9/15 | 6/8 | 6 | 4 | 3 | 3 | 49 | 39 |
日本はサウジアラビアとカタールを相次いで大差で破り、このWindowを締めくくった。2試合で60点近くを叩き出した八村自身が、最大の勝因であったことは疑いようがない。
ジッダのKing Abdullah Sports Cityを独壇場とした28歳の八村は、29得点の大爆発を見せ、FIBA公式戦への復帰を鮮烈にアピールした。
東京で2027年のワールドカップ開催国・カタールを迎えた一戦においても、当然ながら彼への期待は高まっていたが、それを裏切ることは一切なかった。それどころか30得点を挙げてチームの爆発的な立ち上がりを牽引し、自らハードルをさらに上げてみせた。
これらの試合に共通していたのが、圧巻のスタートダッシュだ。サウジアラビア戦では前半だけでシュートを6本連続で成功させて18得点を挙げ、カタール戦では前半に3ポイントシュートを5本中5本沈めて19得点を記録した。
ワールドカップ2019アジア予選Window3
試合 | PTS | FG | 3P | REB | AST | STL | BLK | +/- | EFF |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
24 | 10/18 | 2/3 | 7 | 0 | 1 | 0 | -11 | 23 | |
13 | 6/9 | 0/0 | 3 | 2 | 1 | 1 | 36 | 16 |
今回の活躍は凄まじいものだったが、歴史的な金星獲得に決定的な役割を果たしたワールドカップ2019予選のWindow3を忘れるわけにはいかない。
当時ゴンザガ大学に所属していた八村は、千葉ポートアリーナの地元ファンの前で、豪華メンバーを揃えたオーストラリア相手に24得点、7リバウンドを記録。日本は79-78で接戦の中勝利を収めた。
特筆すべきは、当時のオーストラリア代表のロスターにはMatthew DellavedovaやThon MakerといったNBA選手が名を連ねていた点だ。この強豪から掴み取った勝利は、東アジアの挑戦者として挑んだ日本にとって大きな転換点となった。
開幕4連敗というどん底からのスタートを切った日本だったが、この1勝を皮切りに怒涛の8連勝を記録。最終的に中国で開催されたワールドカップ本大会へのチケットを掴み取った。
ワールドカップ2019アジア予選Window4
そして、その記録的な連勝街道の半分を支えたのも八村だった。
2次ラウンドの開幕となった続くWindowでも代表に合流した八村は、圧巻のプレーを継続。日本がカザフスタンとイランを圧倒した両試合において、富山県出身のスターは主役として活躍した。
八村は1試合平均24.5得点、7.0リバウンド、エフィシェンシー26.5という驚異的なスタッツを叩き出し、身長203cmのフォワードが今後の男子代表においていかに不可欠な存在であるかを証明してみせた。
そして今回のWindow4は、彼の価値を証明する新たなWindowとなった。
FIBA