ミー(スイス)— FIBAバスケットボールワールドカップ2027への切符をかけ、6チームが争うグループFの2次ラウンドが幕を開ける。
レバノン、日本、カタール、韓国、中国、サウジアラビアのグループは、首位から最下位までの差はわずか2勝と既に混戦の様相を呈している。
1次ラウンドの全成績がWindow4に引き継がれるため、どのチームもスロースタートを切る余裕はない。
さらに、他のグループとは異なり、2027年ワールドカップ開催国としてすでに本大会出場が確定しているカタールの存在が、このグループにさらなる波乱要素をもたらしている。
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グループ F
レバノンが首位でスタートし、日本とカタールがわずか1勝差で追う。一方、韓国、中国、サウジアラビアの3チームはいずれも3勝3敗からのスタートとなる。言うまでもなく、すべての試合が極めて重要な意味を持つ。レバノンも油断できず、3勝3敗の3チームは、1敗が上位3チームとの差が大きく開きかねないという緊張感の中戦うことになる。
この混戦を極めるグループF迎える準備はできただろうか?
本命: レバノン
セダーズはグループ首位の戦績と十分な勢いを持って2次ラウンドに入る。1次ラウンドのWindow1でカタールに敗れたものの、その後5連勝を飾って5勝1敗でグループを首位通過した。得失点差 +103もグループFの6チーム中で最高値だ。
また、Window3における個人パフォーマンスも圧巻だった。Ali Mezherはインド戦で15アシストを記録し、従来のアジア予選記録(14アシスト)を更新。さらに8得点、6リバウンド、4スティールを挙げ、チームの1次ラウンド締めくくりに貢献した。
しかし、セダーズはこれから全く異なる試練に直面する。Window4の開幕戦で韓国と対戦した後、アウェイで中国と戦うことになっており、出場権獲得圏内へ浮上を狙うハングリーな2チームとの直接対決を控えている。序盤のリードはあるものの、それを失う危険性も同様に存在する。
さらなる困難として、怪我の治療中のWael Arakjiを欠いた状態でこのスケジュールを乗り切らなければならないこともある。
注目の試合
レバノン vs 韓国 (8月27日)
日本 vs サウジアラビア (8月28日)
中国 vs レバノン (8月31日)
Zouk Mikaelで行われるレバノンvs韓国の試合でグループFの火蓋が切られる。首位の座を守りたいレバノンの一方で、韓国は1勝し、順位浮上を狙う。テグクウォリアーズ(韓国代表)は、1次ラウンド最終戦で日本を81-79の劇的な接戦の末に破り、2次ラウンド進出を決めて3勝3敗で乗り込んでくる。過去にも数々の名勝負を繰り広げてきた両国の対戦は、今回も白熱した展開が予想される。
初日のもう一つのカードにも同様に注目が集まる。サウジアラビアは韓国や中国と並ぶ3勝3敗だが、対戦相手の日本は河村勇輝と八村塁の復帰の可能性により、1次ラウンドとは大きく異なるチームとなる可能性がある。日本は1次ラウンドを4勝2敗のグループB首位で終えており、Window3では中国を92-73で退けている。
続くのは中国vsレバノンの一戦。中国は1次ラウンド通過を最後に決めたチームの一つだが、強力な戦力を揃えて2次ラウンドにのりこむ。Wang JunjieとLi Hongquanが若く才能豊かな核となり、Zhao Jiwei とHu Jinqiuが豊富な経験をもたらす。一方のレバノンは、諸曁のホームの歓声に後押しされる中国と戦わなければならない。1位から6位までの勝ち点差がわずか2である中、この試合がグループの勢力図を本格的に揺るがすきっかけとなる可能性がある。
ダークホース: サウジアラビア
サウジアラビアはグループFの最下位に位置しているが、出場権争い圏外と決めつけるのは時期尚早だ。3勝3敗でのスタートは、日本やカタールとはわずか1勝差に過ぎない。さらに重要なことに、得失点差+15は韓国や中国よりもいい数字だ。
しかし、彼らの課題は日程にある。サウジアラビアは日本との開幕戦のあと、水原に乗り込んで韓国と対戦する。両チームとも大物スターのチーム復帰を見込んでいるチームだ。これは出場権を争うライバルとの直接対決でポイント差を詰める絶好の機会であり、サウジアラビアがこれらの機会を最大限に生かす必要があるのは言うまでもない。1勝1敗であれば出場権争いに留まることができ、2連勝を果たせばグループFの勢力図を一変させることができる。
注目の選手
河村勇輝 - 日本
ガード
誕生日: 2001年5月2日 (25歳)
身長: 172 cm / 5'8"
プレーメイキングの魔術師・河村勇輝ほど、代表チームの顔つきを一変させられる選手は稀だ。この小柄なポイントガードはすでにアジア屈指のディストリビューターとしての地位を確立しており、FIBAバスケットボールワールドカップ2023で平均13.6得点、7.6アシストを記録すると、パリ2024オリンピックでも平均20.3得点、7.7アシストと大躍進を遂げた。
日本の1次ラウンドを欠場した河村だが、Window4で代表へ復帰する。彼のスピード、創造性、そして物怖じしないシュート力は、グループFの上位を維持したい日本に新たな次元をもたらす。さらに八村塁も代表候補に入っており、AKATSUKI JAPANは2次ラウンドで一気に攻撃力を増す可能性がある。
イ・ヒョンジュン - 韓国
フォワード
誕生日: 2000年2月5日 (26歳)
身長: 201 cm / 6'7"
韓国のペリメーターでのオフェンスは、イ・ヒョンジュンの復帰によって大幅に強化される見込みだ。かつてデイビッドソン大学で活躍したこのフォワードは、2次ラウンド進出のために土壇場まで戦い抜いた韓国代表に、サイズ、シュート力、そして国際大会の経験をもたらす。スペースを広げ、得点機会を生み出す彼の能力は、上位3チーム入りを目指す韓国にとって極めて重要となる。
DJ Funderburk - レバノン
センター
誕生日: 1997年4月12日 (29歳)
身長: 208 cm / 6'10"
DJ Funderburkの代表デビューで、レバノンのインサイド陣はさらに強固なものとなる。208cmのビッグマンである彼は、FIBAヨーロッパカップでAnwil Wloclawekに所属し、2025年に平均10.7得点、3.8リバウンドを記録するなど、ヨーロッパをはじめとする各国のプロリーグで長年活躍してきた。高い身体能力とゴール付近での得点力は、韓国や中国との対戦を控えるセダーズのインサイド陣に新たな選択肢を与える。すでにグループFの首位に立つレバノンの新たな戦力の加入は、ライバルにとってさらに脅威となる。
Muhammad-Ali Abdur-Rahkman – サウジアラビア
ガード
誕生日: 1994年9月1日 (32歳)
身長: 193 cm / 6'4"
サウジアラビアが3勝3敗から出場権獲得圏内へ浮上するためには、Muhammad-Ali Abdur-Rahkmanによる大量得点が不可欠だ。この爆発力のあるガードはアジア予選でも屈指のスコアラーであり、6試合を通して平均21.8得点、5.5リバウンド、4.2アシストを記録している。Abdur-RahkmanはWindow3のカタール戦で28得点を挙げるなど、すでにこの大会で試合を支配できることを証明済みだ。また、アジアカップ2025でも4試合で平均26.0得点を挙げ、サウジアラビアのチーム最多スコアラーとなった。
サウジアラビアが韓国や中国と同率で並ぶ中、日本との初戦は極めて重要な一戦となる。Abdur-Rahkmanがトップクラスのパフォーマンスを維持できれば、グリーン・ファルコンズ(サウジアラビア代表の愛称)にはグループFの予選通過枠へくいこむだけの得点力が備わっている。
混戦の幕開け
グループFの行方がどうなるかは想像もつかない。
日本とカタールはセダーズの背中を射程圏内に捉えており、韓国、中国、サウジアラビアにも出場権獲得圏内へ浮上する現実的なルートが残されている。1次ラウンドの成績が持ち越され、ホスト国を除いて、チームに与えられた直接の出場権はわずか3枠であるため、一つ一つの勝利、ポゼッション、得点が決定打となり得る。
Window4は8月27日19:00(GMT)にグループFの2試合で開幕し、翌8月28日にはグループEの試合が行われる。
FIBA