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2021年11月22日
2023年2月28日
24/02/2023
Game Report
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日本、ホーバス体制史上最高のパフォーマンスでイランのワールドカップ出場は持ち越しに

ベイルート(レバノン)-AKATSUKI JAPANはトム・ホーバス体制となって以来のベストパフォーマンスでイランを 96-61 で下し、高崎アリーナの観客は笑顔でその一部始終を目撃した。

河村勇輝は第1クォーターで8得点を挙げる活躍を見せ、その勢いは試合が進むにつれてチーム全体に広がっていった。第2クォーターで30-13と点差を広げたAKATSUKI JAPANは、そのまま試合終了のブザーまで勢いを止めなかった。

前半は正確性の高いシューティングで17本中10本の3ポイントを沈めるなど、夏のワールドカップ本戦に向けた好調さを見せ、ホームのファンを喜ばせた。 

 

この日本の勝利により、イランのワールドカップ出場への希望と夢は、少なくとももう1試合は保留となった。

ジョシュ・ホーキンソンは、AKATSUKI JAPANのデビュー戦で17得点、11リバウンド、4アシストを記録し、最も活躍したメンバーの一人となった。若手ポイントガードの河村勇輝(15点、3リバウンド、4アシスト、シュート率100%)とテーブス海(15点、5アシスト、フィールドゴール5/6本)も、この圧勝劇で印象深い活躍を見せた。

イランの得点王はモハンマド・ジャムシディとベフナム・ヤッヒチェハリで、それぞれ15点ずつを記録。チーム・メリは、次の中国戦での必ず勝利するため、迅速にチームを再編成する必要がある。

ターニングポイント:
河村は前述のように第1クォーターで合計8得点を挙げた。それ以上に特筆すべきは、その間イランが無得点であったということだ。さらに須田雄太郎がシュート1本を追加したことで10-0のランとし、日本が勢いに乗るきっかけとなった。

高崎アリーナのざわめきが、歓声に変わったのが聞こえただろう。

ゲームヒーロー:  
日本代表は全選手が活躍したが、その中でもデビュー戦の金近廉にスポットライトが当たった。この19歳は、出場すると即座に得点を挙げ、その後もペースを落とすことなく6本の3ポイントを決めてチームハイの20点を獲得した。

東海大学に在学中の10代の選手にとって、この試合はシニアチームでの初めての試合だったのだから驚きだ。

スタッツは嘘をつかない:
17本の3ポイントシュートは確かにすごいことで、23本のアシストもチームワークを際立たせている。しかし、トム・ホーバスヘッドコーチが最も喜んだのは、この試合でイランのフィジカルな選手に対してリバウンド数で48対33と圧倒したことだろう。

FIBA