ドーハ(カタール)- FIBAバスケットボールワールドカップ2027への出場権をかけた向けた道のりは、アジア予選での緊迫したドラマから始まるだろう。組み合わせ抽選会の結果は、一次ラウンドでの多くの見逃せない対戦カードを生み出した。
実力者同士の激突、ライバル対決、そしてリベンジへのストーリーなど、多くの見どころが詰まっている。ここでは、出場権獲得争いが幕を開ける今、注目すべき5試合を紹介する。
オーストラリア vs ニュージーランド (グループA)
伝統的なライバル関係は新章を迎える。
ワールドカップをかけた試合の初戦になる。BoomersとTall Blacksには長い歴史があり、アジアカップ準決勝、アジアカップ予選、オセアニア選手権、オリンピック予選など、これまで59回も対戦してきた。
これまでの対戦はオーストラリアが支配してきたが、ニュージーランドは2018年にアジアカップ2022予選で108-98で勝利し、衝撃を与えた。国際大会での経験が豊富な両チームの戦いは、単なるグループでの1試合以上の意味を持つ 。- これは、再びオセアニアの覇権を争う戦いだ。
フィリピン vs ニュージーランド (グループ A)
2016年以来6試合対戦しており、うち5回の対戦は、過去3年間でのアジアカップ、ワールドカップ、オリンピックの予選やアジアカップ2022での試合だ。
ワールドカップ予選の前に、アジアカップ2025予選のグループリーグでも対戦予定だ。
ニュージーランドは5勝1敗の優位だが流れは変わりつつある。去年行われた直近の試合では、フィリピンが93-89で勝利した。両チームとも出場権を争う中、この試合は極めて重要な一戦になる。
日本 vs 中国 (グループ B)
アジアの最も伝統的なライバル関係が再びヒートアップしている。
中国と日本はFIBAの主要な大会で21回対戦しており、その戦いの舞台はアジアカップからワールドカップ予選、オリンピックにまでわたる。中国は1936年のオリンピック以来負けなしだったが、これが覆されたのが去年の2月だ。日本がアジアカップ2025予選で連敗を止めたことで流れが変わった。
グループBのトップ通過を視野に入れた両チームの戦いには、プライドと多くの見どころが詰まっている。中国はリベンジを果たしたいはずだ。
イラン vs ヨルダン (グループ C)
フィジカルで経験豊かな、多くの歴史を持つ2チームの対戦。
イランとヨルダンはアジアカップで10回対戦し、イランが7勝を挙げている。2007年(60-54)、2009年の準決勝(77-75)、2013年の準々決勝(94-50)は印象的な試合として記憶に残っている。
一方、ヨルダンにも2011年の準々決勝での勝利(88-84)や2022年のアジアカップ準決勝進出をもたらした91-76の大勝がある。これはライバル関係にとって重要な対決であり、両チームもこの一戦での勝利の重要さを知っている。
レバノン vs カタール (グループ D)
多くの歴史がある対戦で、未来につながる対戦でもある。カタールとレバノンは地域大会で長年対戦しており、2003年のアジアカップではカタールがレバノンの連覇を阻止した。フィリピンとニュージーランドと同様、アジアカップ2025予選の同グループとして、ワールドカップ予選前にも対戦することになる。
Qatar now takes the global spotlight as the host of the FIBA Basketball World Cup 2027, and they'll want to show they can compete with the region's best. Lebanon, still riding the wave of a runner-up finish at Asia Cup 2022, won’t be handing over any ground easily.
カタールはFIBAワールドカップ2027のホストとして世界の舞台に立つ。アジアの強豪と対等に戦えることを示したいところだ。 アジアカップ2022の準優勝国として波に乗るレバノンは、その地位を簡単には渡さないだろう。
より詳細な情報は、FIBAワールドカップ2027の出場権についての詳細はここから。
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