2024年6月9日
- 15日
08/06/2024
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プレビュー:初開催のBCLアジアで名を残すのは?

ドバイ(UAE) - すべての道は「黄金の街」に通じている。バスケットボールチャンピオンズリーグアジア(BCLアジア)の開幕を控え、大会に向けた準備が万端なように。

参加クラブとそのグループを紹介しよう。優勝候補は?下馬評は?ダークホースは?6月9日から15日にかけて開催されるイベントに熱中する前に、ここでその疑問に答えてみよう。

BCLアジア2024出場チームについてはこちらから:

SAH シャバーブ・アル・アハリ
LIA 遼寧フライングレオパーズ
GOR シャーダリ・ゴルガーン
NSM NSマトリックスディアーズ
DRA 広島ドラゴンフライズ
PJB ペリタ・ジャヤ・バスケットボール
KCC KCCイージスバスケットボールクラブ

 

グループA

1 LIA 遼寧フライングレオパーズ
2 SAH シャバーブ・アル・アハリ
3 NSM NSマトリックスディアーズ
4 RIY アル・リヤディ・ベイルート

有力候補:RIY アル・リヤディ・ベイルート

アル・リヤディはシーズンを通して勝ち続けており、カタールのドーハで開催された2024年FIBA西アジアスーパーリーグ(WASL)優勝からわずか1週間で、WASL-West Asia sub-zoneを支配し、ダブル優勝を達成したリーグ初のチームとなった。

アフマド・ファランコーチとそのチームは、スニップスレバノンバスケットボールチャンピオンシップで長年のライバルであるサゲッセSCをジェントルな試合運びで破り、連覇を達成したわずか1週間後に、この地域の最も栄誉な結果を手にした。サゲッセは、彼らがFIBA WASLの優勝をかけて戦ったチームでもある。

そして今、FIBA WASLシーズンでわずか2敗しかしていないアル・リヤディが、彼らが成功を収めてきたのと同じ国で、史上初のBCLアジアチャンピオンになろうとしている。

アンダードッグ:NSM NSマトリックスディアーズ

 

NSマトリックスは、2ラウンドの予選を経てBCLアジア大会に出場した2チームのうちの1つで、大会本戦にたどり着くまでの道のりは、紛れもなくエキサイティングなものだった。

第1ラウンドでの最初の3試合でわずか1勝しか挙げられなかったディアーズは、第2ラウンド出場をかけて、タイから来た有力候補ハイテックバスケットボールを96-93で下し、会場を驚かせた。

KJマクダニエルズとペリタ・ジャヤ・バスケットボールに敗戦を喫し、第2ラウンドは良いスタートを切ることさえできなかったが、スリリングな展開で香港イースタン・バスケットボールとプラウィラ・ハルム・バンドンとの2試合に勝利し、ドバイへの切符を手に入れた。

NSマトリックスは、ディフェンスに頼ることでここまで乗り切ってきたが、彼らの根性と挽回の精神は、グループ内のタフなチームを相手にサプライズを起こすのに十分なのだろうか?

ダークホース:SAH シャバーブ・アル・アハリ

 

シャバーブ・アル・アハリ・ドバイは先日のWASL-Gulfのリーグ予選を勝ち抜き、準決勝進出を果たすことができなかったが、BCLアジアでは波乱を起こすかもしれない。

Sheikh Saeed Bin Maktoum Sports Hallというホームコートが有利なのはもちろんのこと、彼らはロスターも充実させている。クウェート・クラブからマーカス・ジョージ-ハント、マナマからトラビン・ティボドー、サードミニク・ポインターのコンビを獲得したばかりだ。

これらは紛れもなく大きな補強であり、カイス・オマール・アルシャベビが率いるUAEナショナルバスケットボールリーグで何度も優勝しているチームの中核を大いに助けてくれるに違いない。

重要な試合 RIY アル・リヤディ・ベイルート vs LIA 遼寧フライングレオパーズ.

6月9日18時30分(現地時間)、グループAの初戦でアル・リヤディと遼寧フライングレオパードが対戦する。この試合は東vs西の対決となるだろう。

WASL-西アジアの連覇を達成したアル・リヤディにとって、中国バスケットボール協会(CBA)の3連覇王者との対戦は良い力試しになるはずだ。

この試合が、このグループのトーンを設定し、今後の展開の流れを決めるかもしれない。というのも、この4チームにはそれぞれ、トーナメントを勝ち進むための確固たる理由があるからだ。

オープンクエスチォン: アル・リヤディはその支配を継続できるか?

その血統から、アル・リヤディはこのグループで最有力と目され、多くの注目が集まっている。

しかし、久しぶりに西アジア以外のチームと対戦することになり、「黄色い城」にとってはそれだけでも挑戦となる。国内で圧倒的な強さを誇る遼寧から守備重視のNSマトリックスまで、彼らがどう戦うかは興味深い。

シャバーブ・アル・アハリも大きな脅威となる可能性がある。

アル・リヤディは、FIBA WASLに出場したことで、シャバーブ・アル・アハリがどのようなプレーをするかは見てきたとはいえ、同リーグで確固たる地位を築いた3人の補強選手が加わったことで、彼らがどのようなパフォーマンスを見せるのかには注目しているだろう。

昨シーズン以来、ワエル・アラクジをはじめとするチームは「すべてを征服し、勝利する」というマントラを掲げてきた。果たしてBCLアジアでは、それができるのだろうか?

グループB

1 DRA 広島ドラゴンフライズ
2 GOR シャーダリ・ゴルガーン
3 KCC  KCCイージスバスケットボールクラブ
4 PJB ペリタ・ジャヤ・バスケットボール

有力候補:KCC KCCイージスバスケットボールクラブ

KCCイージスが2023-24韓国バスケットボールリーグを支配したのは、代表チームで活躍した選手たちで構成された中心選手たちのおかげだ。

プレーオフの最優秀選手であるホ・ウンは、チェ・ジュニョン、イ・スンヒョン、ソン・ギョチャンといった実力者を擁するチームを率いた。

レギュラーシーズン5位からの、リーグ優勝を果たした初のクラブとして、彼らは、KBLの歴史にその名を刻んだ。こうして、彼らはクラブをFIBAアジアの最高峰のクラブ大会への2度目の出場へと導いたのだ。

アンダードッグ:ペリタ・ジャヤ・バスケットボール

Pelita Jaya breezed through the Qualifiers and swept their way to the tournament proper with a pristine 6-0 record. Will they be able to impress like that in Dubai?

The only thing certain, though, is that the Indonesia Basketball League outfit could compete. Expected to spearhead the attack are reinforcements Justin Brownlee and JaQuori McLaughlin, both of which were major reasons behind their sweep of the qualifying rounds.

Not to be forgotten, of course, are the locals who delivered solidly in the Qualifiers such as veteran internationalists Brandon Jawato and Andakara Prastawa, plus Reza Guntara.

アンダードッグ:PJB ペリタ・ジャヤ・バスケットボール

彼らは再びシンデレラストーリーを引き起こせるか?

広島はB.LEAGUEの新チャンピオンとしてBCLアジアに乗り込んできた。

しかし、それは金メダル獲得という願ってもない快挙を成し遂げる前ではなかった。

Bリーグシーズン開幕当初、ドラゴンフライズはタイトル争いに加わるとは思われていなかった。プレーオフにもワイルドカードとしての進出となったが、彼らはレギュラーシーズン最後の23試合中19試合に勝利し、勢いをもって臨んだ。

そして、あの快進撃が始まった。準々決勝で三遠ネオフェニックスを破り、準決勝では名古屋ダイヤモンドドルフィンズを下した。そして決勝では、後方から追い上げ、ディフェンディングチャンピオンである琉球ゴールデンキングスを退けた。

決勝戦のMVPである山崎稜は堅実なフォームを維持すると見られているが、広島を牽引するのは彼だけではない。ドウェイン・エバンスやケリー・ブラックシアーも活躍を見せるだろう。

重要な試合:KCC KCCイージスバスケットボールクラブGOR シャーダリ・ゴルガーン

KCCイージスにとって、初日の15:30(現地時間)に行われるシャーダリ・ゴルガーンという競合となる可能性があるチームと対戦すること以上に、自分たちのポジションを見極める良い方法はない。

有力候補ではあるが、WASL-西アジアで2度準優勝し、先日のWASLファイナル8では3位となったイラン王者という、より大きく経験豊富なチームとどう戦うかは興味深い。

オープンクエスチョン: このグループでのゴルガーンの順位は?

グループBに入った西アジアのチームはゴルガンのみだが、このグループでゴルガーンが何位になるかを気にする声があるのは、それだけが理由ではない。

彼らがチームとしてとしてどれほどの勝利を収めてきているかは疑いようがないが、ここ数カ月彼らが嘆いてきた「輸入」という問題についてどう対処するかは、まだ未知数だ。

WASL-西アジアファイナルのアル・リヤディ戦ではダイヤモンド・ストーンと契約したが、この多く旅したビッグマンは3位決定戦のクウェートクラブ戦ではベンチ入りしなかった。しかし、チームは92-76で勝利を収め、BCLアジア大会への出場を決めた。

ウィル・チェリーをはじめとする選手たちは、必要とする助っ人を得ることができるのだろうか?それとも、ノルベル・ペレが去った後のように、ベテランガードだけで行くのだろうか?

FIBA