BCLアジア2024出場チーム紹介: 広島ドラゴンフライズ
ドバイ(UAE) - アジアのバスケットボールクラブNo.1を目指して、第1回バスケットボールチャンピオンズリーグアジア(BCLアジア)に出場する8チームを紹介しよう。
続いては、広島ドラゴンフライズを紹介する。
概要
ドラゴンフライズがここまで来ることを誰が想像できただろう?
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Bリーグのシーズン開幕時には、この若いクラブが優勝候補になるとは予想されていなかった。Bリーグチャンピオンシップ、つまりプレーオフにかろうじて勝ち残ったのも、ワイルドカードとしてだった。スターガードであり、AKATSUKI JAPANのメンバーでもある寺嶋良をシーズン終盤の大事な時期に負傷で失った。
しかし、彼らはレギュラーシーズン最後の23試合を19勝4敗とし、躍進した。準々決勝では勢いに乗る三遠ネオフェニックスに勝利。準決勝では名古屋ダイヤモンドドルフィンズを下し、劣勢を跳ね返した。そしてファイナルでは逆転でディフェンディングチャンピオンの琉球ゴールデンキングスを下した。
ドラゴンフライズのシーズンは、ドキュメンタリーのような展開だった。初開催のBCLアジアを制覇すれば、すでにエキサイティングなストーリーの中の、とんでもないエピソードとなるだろう。
歴史
Bリーグのタイトル獲得はすでに素晴らしいことだが、創設10年余りのクラブとしてそれを成し遂げたことはさらに注目に値する。
プレーオフ出場は2度目。ドラゴンフライズは2016年に創設され、それ以来、Bリーグでプレーしている。
B2に参入し、2020年に昇格。西地区で41勝18敗の成績を残し、2022-2023シーズンに初のプレーオフ進出を果たすも、準々決勝で千葉ジェッツに敗れた。今シーズンは36勝24敗でワイルドカードを獲得し、優勝を果たした。
注目の選手
一人のリョウが倒れれば、もう一人のリョウが立ち上がる。そういうことわざがあった気がする。違う?だがここではそうだった。寺島が怪我をし、チームには大きな穴が空いたところを、山崎稜がその活躍で埋めた。
山崎は寺島の負傷前の1試合7.6得点から、負傷後は1試合10.1得点に伸ばし、B.LEAGUEチャンピオンシップファイナルでMVPを獲得した。
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もちろん、単独での活躍とはほど遠かった。ドウェイン・エバンス(1試合15.2得点、7.2リバウンド、3.7アシスト)とケリー・ブラックシアー(1試合13.9得点、7.2リバウンド、3.1アシスト)の素晴らしいプレーを筆頭に、ドラゴンフライズはチーム全体で力を発揮した。
今後の試合日程
2024年6月9日 - 12:30 (現地時間) - vs ペリタ・ジャヤ・バスケットボール
2024年6月10日 - 15:30 (現地時間)- vs KCC イージス バスケットボール
2024年6月11日 - 15:30 (現地時間) - vs シャーダリ・ゴルガーン.
BCLアジア2024出場チームについてはこちらから:
シャバーブ・アル・アハリ
遼寧フライングレオパーズ
シャーダリ・ゴルガーン
NSマトリックスディアーズ
広島ドラゴンフライズ
ペリタ・ジャヤ・バスケットボール
KCCイージスバスケットボールクラブ
アル・リヤディ・ベイルート
FIBA