BCLアジア2024 注目ゲーム
ドバイ(UAE) - バスケットボールチャンピオンズリーグアジア(BCLアジア)第1回大会の組み合わせ抽選会が行われ、出場チームが決定した。
6月9日から15日までアラブ首長国連邦(UAE)のドバイで開催される、アジアを代表するクラブ大会の全貌が明らかになった。
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アジア最高のクラブの称号が懸かるこの大会では、1試合1試合が最初から最後まで重要な意味を持つ。その中でも特に注目したい試合をいくつか紹介しよう。
NSマトリックスディアーズvsアル・リヤディ
私たちは皆、クラッチゲームで興奮とドラマからアドレナリンが放出されるような展開を見るのが大好きだ。では、爽快とも言える形でBCLアジア出場権獲得への道を切り開いた2チームの激突はどうだろう?
リヤディはFIBA西アジアスーパーリーグ(WASL)のタイトル獲得をかけた試合でした16点リードから9点ビハインドの差を追ったところから同点に持ち込み、延長戦で相手を圧倒して勝利を収めたばかりだ。
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NSマトリックスも、BCLアジア予選の両ラウンドを通じて、ジェットコースターのような戦いをしてきた。グループリーグの第1ラウンドをかろうじて突破し、第2ラウンドの出場権を獲得するためには18点差を追い上げなければならなかった。第2ラウンドでもアンダードッグとして見られていたが、延長戦の末にプラウィラ・バンドンを下した。
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両チームがコート上で激突するとき、再び接戦となるのだろうか?
広島ドラゴンフライズ vs シャーダリ・ゴルガーン
日本とイランのバスケットボールはアジアでもトップクラスであり、だからこそ、それぞれの国を代表するこの2つのチャンピオンクラブがBCLアジアに参戦している。
過去2回、2018年と2019年に開催されたFIBAアジアチャンピオンズカップ(BCLの前身)では、日本とイランの王者が多くを懸けて激突したことを忘れてはならない。
2019年のセミファイナルでは、王者となったアルバルク東京とナフト・アバダンが激突し、80-73でアルバルクが勝利。2018年は決勝でペトロチミが68-64でアルバルク東京を下した。
BCLアジア2024で対戦するチーム(広島ドラゴンフライズとシャーダリ・ゴルガーン)は前大会からは異なる2チームとなるが、この2つの強豪クラブが同じような接戦を繰り広げることは期待してよいだろう。
シャバーブ・アル・アハリ vs アル・リヤディ
ホストであるシャバーブ・アル・アハリは、リヤディというエキサイティングな相手と対戦する。
リヤディのファンはすでにドバイへの遠征に慣れているはずだし、シャバーブ・アル・アハリのファンは、スタンドからの大歓声で、この馴染み深い敵を大いに「歓迎」するはずだ。
この2チームは近年、何度も対戦経験があるが、2023年のWASLファイナル8では対戦する機会を逃している。FIBAのクラブ大会では、中国で開催されたアジアチャンピオンズカップ2016のグループリーグでの対戦が記憶に新しい。「黄色い城」は116-55でシャバーブ・アル・アハリをあっさりと下した。
今回はシャバーブ・アル・アハリの本拠地で試合。前回と違う流れの試合となるかどうかに注目だ。
KCCイージスバスケットボールクラブ vs 広島ドラゴンフライズ
日本と韓国のバスケットボールの間にはいたるところに絆があり、代表チームであれクラブの大会であれ、アジアの大会で対戦するのを見るのはいつも興味深い。
この誇り高き2つの国は、アジアでも屈指の強豪国である。国内リーグ(日本ではB.LEAGUE、韓国ではKBL)はともに、アジアで最高のタレントを輩出し続けており、KBLでプレーする日本人選手やB.LEAGUEでプレーする韓国人選手もいるなど、互いに選手の行き来も見られるようになっている。
両国からの代表クラブがアジアでクラブ大会のタイトルを1つずつ獲得しているが、どちらかの国のチームが2つ目のタイトルを獲得することは、間違いなく名誉なこととなるだろう。序盤で東アジアからの対戦相手に勝利することは優勝に向けた大きな自信となるだろう。
いい試合になるはずだ。
ペリタ・ジャヤ・バスケットボール vs KCCイージスバスケットボールクラブ
普段の試合会場でも繰り広げられる、激しいライバル関係が嫌いな人はいないだろう。フィリピンと韓国は、いつも激しく拮抗した試合をすることで知られているが、ここBCLアジアでも、再び火がつく可能性がある。
フィリピン代表であり、ペリタ・ジャヤ・バスケットボールのスター選手であるジャスティン・ブラウンリーは、韓国バスケットボールリーグのチャンピオンであり、韓国代表のホ・ウンやチェ・ジュニョンの出場が期待されているKCCイージスと対戦する。アンダカラ・プラスタワやブランドン・ジャワトらを応援する忠実なインドネシアのペリタ・ジャヤ・ファンと、ギラスサポーターが力を合わせて東南アジア連合を結成し、東アジアのクラブを一緒に応援するかもしれない。
FIBA