上澤 俊喜、キャリアハイのシュートストロークの秘密
ドバイ(UAE) - バスケットボールチャンピオンズリーグアジア(BCLアジア)2024の開幕戦で記録された気温は39度。天気予報では、「湿度が暑さを増している」という注釈とともに、体感では48度の暑さに感じると指摘した。
ドバイの暑さを増長させていたのは、湿気だったかもしれない。もしくは26歳のガード、上澤 俊喜が、彼、そしてドラゴンフライズのBCLアジア・デビュー戦で20得点、6本の3ポイントを決めるなど、怒涛の勢いでシュートを決めていたからかもしれない。
「選手たちはみんな(上澤を)信じている。彼はハードワークをしてきたし、素晴らしいシューターだから。彼はとにかくたくさんシュートを打っている。」
- カイル・ミリング ヘッドコーチ
実のところ、上澤は前半だけですでに17得点、5本の3ポイントを記録していた。これは彼のBリーグキャリアハイの3ポイント成功数であり、自己最多得点(15点)を上回った。繰り返すが、これは前半だけでのことだ。
チームメイトたちは、上澤の素晴らしいパフォーマンスに興奮し、喜びながらも、驚きを隠せなかった。
「トシはシューターだよ!」ケリー・ブラックシアー・ジュニアは試合後、鋭いシュートを放つチームメイトについてこう語った。「彼はシューターだ!私たちはトシがこういったプレーができることを知っていた。彼は素晴らしいシューターであり、素晴らしいプレーヤーであり、素晴らしいチームメイトだ。彼は今日のような試合をこれからも続けていくだろう。」
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同様に、「トシ 」も自分のシュートに満足しているようだったが、アジアを代表する本大会のためにドバイに到着して以来、調子が良いとも話していた。
「ここに来て、2日間プレーと練習をしてから、シュートのタッチがすごくいい。今朝は早く目が覚めたし、試合前にここに来たときも、とてもいい気分だった。」と彼は語った。
「何本かシュートを打って、シュートタッチも素晴らしいままだった。全体的に最高の気分。」
でも、他にも何かあるはずなのではないだろうか?
アジアレベルのクラブ大会の初戦で、ミスなしで3本連続で3ポイントシュート(さらに2ポイントフィールドゴールも1本)を決めるというのは、何か特別なインスピレーションがあってのパフォーマンスのように思える。
これについては、カイル・ミリングコーチが(冗談めかして)その「秘密」を明かした。
「彼のガールフレンドがスタンドにいたんだよ」と試合後の記者会見でミリングはユーモアを交えて語った。
笑いが収まると、やがてミリングは彼の視点から選手のパフォーマンスについて本音を語った。
「トシは、私が見てきた中で最高のシューターのひとりだ。特に彼がオープンで、シュートを打つのに時間がある時は。」フランス人のコーチは続けた。「彼が素晴らしいシューターであるのは、彼のハードワークの賜物だ。彼はとにかくシュートをたくさん打っている。」
「(私は練習中に彼にパスを出しているんだけど)彼はパスで私を疲れさせ、練習後のパスでコーチたちを疲れさせる。彼は素晴らしいシューターであるだけでなく、ハードワークが彼をより素晴らしいシューターにしている。」
それでも、ミリングコーチは笑顔でコメントを締めくくった。
「彼には新しいガールフレンドもいるしね」
FIBA