BCLアジア2024決勝: 歴史に名を刻むのは?
ドバイ(UAE)-歴史は勝者によって書かれる、ということわざがあるように、私たちはこの歴史的な物語の筆者が誰になるのか、今待ちわびている。第1回バスケットボールチャンピオンズリーグアジア(BCLアジア)の決勝戦は土曜日の夜に開催される。
試合時間は現地時間の18時30分。アル・リヤディとホストチームのシャバーブ・アル・アハリ・ドバイが、この大陸で最も権威あるクラブの大会の初代チャンピオンをかけた待望の戦いの主人公として舞台に立つ。
先週の月曜日にグループリーグで対戦したチーム同士の再戦となり、前回はFIBA西アジアスーパーリーグ(WASL)の王者アル・リヤディが102-88で大勝した。
無敗:アル・リヤディ
ワエル・アラクジとソン・メーカーを中心とした超効率的なロースターを、どのチームも攻略しておらず、アル・リヤディには多くの注目が集まっている。今大会唯一の無敗チームとして、通算4勝0敗という輝かしい成績でタイトル戦に臨む。
さらに、準決勝での大量得点のパフォーマンスもチームを勢いづけている。彼らは65.3%のシュート成功率で14本の3ポイントを決め、日本の広島ドラゴンフライズを金曜の夜に121-89で下したのだ。
アフマド・ファランコーチ率いるチームは、BCLアジアの全ての試合で100得点以上を記録している。彼らがこれまで大会を支配している様子は、かつてチャンピオンズカップとを支配していたチームとして、BCLの初代優勝者になるという彼らの意志を如実に物語っている。
そうすれば、WASL-西アジアと国内リーグでもタイトルの防衛に成功し、FIBA WASLの新チャンピオンになったレバノンの強豪にとって、これまでの成功したシーズンを締めくくる完璧な方法となるだろう。
イエロー・キャッスルはその物語をハッピーエンドで終わらせることができるだろうか?彼らの熱狂的なファンはそうなることを望んでいるだろうが、それを阻む大きな脅威が残っていることを忘れてはならない。
ホームチーム:シャバーブ・アル・アハリ
シャバーブ・アル・アハリは前回の直接対戦では敗れたものの、その敗戦以降、絶好調だ。遼寧フライングレオパーズを倒してグループリーグを終え、セミファイナルではシャーダリ・ゴルガーンを73-71で倒した。
彼らが倒してきたチームは中国バスケットボール協会(CBA)のチャンプであり、イランスーパーリーグのチャンプでもある。トラビン・ティボドーがこの大会での彼らの可能性を楽観的だと主張している (#PleaseSleepOnUs) ことに関わらず、このチームを眠らせるのは難しい。
シャバーブ・アル・アハリは、たとえ無敗のアル・リヤディが相手でもポジティブでいられる理由がある。ホームコートアドバンテージだ。決勝では満員のSheikh Saeed Bin Maktoum Sports Hallが、彼らがトロフィーをかけて戦う姿を応援することになるかもしれない。
UAEナショナルバスケットボールリーグを連覇したシャバーブ・アル・アハリにとって、昨年の第1回WASLファイナル8を含め、過去にFIBAイベントが開催されたこの「黄金の街」でのBCLアジア優勝は願ってもないことだろう。
ビッグチケット
しかし、このタイトルマッチで懸かっているのは、初代リーグチャンピオンになるという威信と名誉だけではない。この先には、大陸を代表するという大きな責任が待ち受けている。チャンピオンは今年後半、FIBAインターコンチネンタルカップに出場することになっているからだ。
FIBAインターコンチネンタルカップは、他国のトップチームが参加する世界最高峰のクラブ大会で、最近ではオーストラリアのナショナルバスケットボールリーグ(NBL)からタスマニア・ジャックジャンパーズが出場する。
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インターコンチネンタルカップ2024の出場チームには、バスケットボールアフリカリーグ、バスケットボールチャンピオンズリーグアメリカ、バスケットボールチャンピオンズリーグヨーロッパのそれぞれのチャンピオン、そしてNBA Gリーグを代表するNBA Gリーグユナイテッドも含まれる。
土曜の夜に開催される決勝で勝つのは誰であれ、前途は多難だ。しかしもちろん、今はBCLアジアのトロフィーを持ち帰り、歴史にその名を刻むことに集中しているだろう。
3位決定戦
一方、3位決定戦は土曜日の15時30分(現地時間)から、シャーダリ・ゴルガーンvs広島ドラゴンフライズで行われる。
両者のうち、ドラゴンフライズには特別なモチベーションがある。両者の前回の対戦で、広島は、FIBA WASLファイナル8 2024の3位通過チームに94-81で敗れ、グループBの首位通過を阻まれただけに、ここで決着をつけなければならない。
FIBA