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2023年8月25日
9月10日
03/05/2023
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本戦出場チームフォーカス - ジョージア さらなる歴史を刻む準備が整ったビッグ3

ミー(スイス)-4月29日、フィリピンのマニラで「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」の組み合わせ抽選会が開催され、数ヶ月後に世界チャンピオンを目指す32チームの顔ぶれが出揃う。

今回はFIBA男子ワールドランキングpresented by Nike 32位、ワールドカップ初出場となるジョージアを紹介しよう。

 

どのように本戦出場が決まったか

初のワールドカップ出場を目指して参加したヨーロッパ予選は、2016年からジョージア代表を率いるギリシャ人のイリアス・ズーロスヘッドコーチとともに臨む2度目の挑戦となった。サド・マクファデン、ギオルギ・シェルマディニ、トルニケ・シェンゲリアのビッグ3が大活躍を見せた結果、予選最終試合で敗れたにもかかわらずワールドカップ出場を決めた。

 

予選初戦は2021年11月、グループGのウクライナ戦で、マクファデン、シェルマディニ、シェンゲリアが合わせて66点を挙げ、ホームで88-83の劇的な勝利を収めた。続くアウェーのスペイン戦は89-61で敗れた。2022年2月のWindowでは、北マケドニアにホームで91-70、アウェーで79-65と2勝し、マクファデンが合計50得点を挙げて圧倒した。


2022年6月7月のWindow初戦では、ウクライナを相手にマクファデンが22得点、シェンゲリアが21得点を挙げるも79-66で敗戦した。しかしその後ジョージア史上最高の勝利を挙げることとなる。新オープンのトビリシ・アリーナに8500人のファンが集まる中、前回大会王者のスペインを延長戦の末に82-76で倒したのだ。この試合では22回のリードチェンジがあり、ビッグ3が46得点、16アシストを集めたほか、ラティ・アンドロニカシビリが17得点を挙げた。

 

第2ラウンドグループLでは、ホーム・オランダ戦で16点のリードを奪われたが、マクファデン、シェルマディニ、シェンゲリアが合計53得点、サンドロ・マムケラシュヴィが10得点、10リバウンドを獲得し、77-66で勝利した。続くイタリア戦ではゴガ・ビタゼが19得点、13リバウンド、ジョージ・ツィンツァゼが11アシストを記録したものの91-84で敗れ、連勝とはならなかった。

共催国となった2022年9月のFIBAユーロバスケット2022では、ファーストラウンドでトルコにダブルオーバータイムで勝利し、1勝4敗という成績だった。2022年11月のWindow初戦のアイスランド戦ではシェンゲリアが27得点、11リバウンドを記録し、アイスランドに88-85で勝利してワールドカップ出場に近付けた。しかし8121人のサポーターが見守るホームでのイタリア戦では85-84で敗北を喫し、Window第2戦を落とした。

 

2023年2月の最終予選では、ビッグ3が合計67得点を挙げ88-80でオランダに勝利した。この勝利が功を奏し、最終試合となるホームでのアイスランド戦に3点差で負けるも、得失点差によりワールドカップ出場権獲得を決めた。最終戦を見ようとトビリシ・アリーナには約1万人のファンが集まり、ビッグ3が合計60得点を挙げ、15回のリードチェンジを経て80-77で敗れたものの、ワールドカップ出場に見合う実力を見せつけた。

 

ワールドカップでの最高成績

ヨーロッパで長らく実績を積んできたジョージアが、ようやくワールドカップ初出場を叶える。FIBAユーロバスケットには、2022年の共同開催を含め5大会連続で出場を果たしている。最高成績は初出場となった2011年の11位で、1大会で2勝以上を記録したことはない。

過去のワールドカップ

ユーロバスケットの常連となったジョージアだが、ワールドカップヨーロッパ予選への挑戦は、今大会で2度目だった。ズーロスヘッドコーチは、2019年予選の1次ラウンドを突破したものの、2次ラウンドでは6チーム中4位に終わり、2019年の中国大会出場を逃した。

注目選手

ヨーロッパ予選で得点の59.9パーセントを記録したサド・マクファデン、トルニケ・シェンゲリア、ジョルジ・シェルマディーニの3人は、間違いなく大きな役割を果たすことになるだろう。

ジョルジ・シェルマディーニ、トルニケ・シェンゲリア

また、ヨーロッパ予選では2試合しか出場できなかったサンドロ・マムケラシュビリとゴガ・ビタゼのNBAコンビも、2022年8月のWindowで45点、33リバウンド、4アシスト、5スティールを記録しており、ジョージアの強い武器となるだろう。

サンドロ・マムケラシュビリ

他にも、ジョージ・ツィンツァゼ、ラティ・アンドロニカシヴィリ、ドゥダ・サナゼ、カクハバー・ジントチャラゼも、チームの主力として活躍できることを証明している。さらに、ベカ・ベカウリ、ミハイル・ベリシュヴィリ、メラブ・ボコリシュヴィリ、ベカ・ブルジャナジェといった面々も、ロスター入りが期待されている。

本戦出場チームフォーカスシリーズ

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