グループDプレビュー:リトアニアのリベンジの道が始まる
マニラ(フィリピン) - FIBAバスケットボールワールドカップ2019でも、FIBAユーロバスケット2022でも、リトアニアは厳しい組み合わせに直面し、準々決勝に進むことができなかった。しかし今、リトアニアは準々決勝進出だけでなく、その先の決勝トーナメント進出の最有力候補である。
最有力: リトアニア
リトアニアは2019年の中国大会では準々決勝に進めず、その3年後のFIBAユーロバスケット2022ではスロースタートとなり、メダル獲得に向けて調子を取り戻すことはできなかった。
ユーロバスケット2022でのイグナス・ブラズデイキス
2021年にリトアニアで開催されたオリンピック予選で、ルカ・ドンチッチ率いるスロベニアが、スタンド満員のリトアニアファンを落胆させたことを忘れてはならない。挽回への道は、グループDのモンテネグロ、メキシコ、エジプトとの戦いから始まる。
ワールドカップの通算成績は、旧ソ連時代を含むと24勝56敗、リトアニアとしては27勝14敗である。
アンダードッグ: エジプト
1994年8月12日。エジプトがFIBAバスケットボールワールドカップで最後に勝利を挙げたのは、今から29年前に遡る。カナダで開催された第13~16節のキューバ戦だった。
2023年、彼らは29年前のカナダの魔法を探すだろう。なぜなら今、エジプト代表を指揮するのは、カナダのユースチームの名将ロイ・ラナHCだからだ。
しかし、この30年近い低迷とこれまでの記録を考えれば、彼らが次のステージに進出するとは考えにくい。
注目の一戦: モンテネグロ vs メキシコ
リトアニアが優勝候補で、エジプトが不利な立場にあるとすれば、重要な試合はこのグループの初日の第1試合となる。モンテネグロがメキシコと対戦するこの試合では、勝者はトランポリンで上位争いに加わり、敗者は裸足で山を登らなければならない。
メキシコは非常に攻撃的なシューティングチームだ
モンテネグロはメジャー大会の経験をどんどん積んでいるが、メキシコからも目が離せない。彼らは予選で記憶に残る活躍を見せ、過去5年間でアメリカを3度破っており、ベスト16に進出してもまったく不思議ではない。
疑問: モンテネグロの一発大逆転はあるか?
ニコラ・ブーチェビッチとボージャン・ドゥブリェビッチはもう若くはない。モンテネグロのロスターはいつも魅力的に見えるが、ワールドカップやFIBAユーロバスケットの決勝ラウンドに進むには、何かが欠けているように見える。
ワールドカップ2019で力を発揮したニコラ・ブーチェビッチ
モンテネグロには高身長の選手が揃っており、その高さのアドバンテージは最初から明らかだろう。あとは、どれだけ世界の舞台でチャレンジできるかどうかだ。
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