スペインのレジェンド、パウ・ガソル、FIBAバスケットボールワールドカップ2023のグローバル・アンバサダーに就任
ミー(スイス) - 国際的なバスケットボール界のスター、パウ・ガソル氏がFIBAバスケットボールワールドカップ2023のグローバル・アンバサダーに任命された。
フィリピン、日本、インドネシアで開催される世界最高峰のバスケットボールの祭典まで残すところ200日。ガソル氏は、自分自身でも多くの経験をしたワールドカップにアンバサダーとして関わることになる。
ガソル氏は過去、ワールドカップに3回、オリンピックに5回、FIBAのヨーロッパ選手権に7回出場している。
ワールドカップでは、初めて出場した2002年アメリカ大会で大活躍を遂げ、スペインを5位に導いた。このトーナメントにおいて彼は全選手中6位の得点を挙げ、1試合平均19得点を記録。
ガソル氏のワールドカップにおける最高の瞬間は、2006年日本大会だろう。この大会ではスペインチームの原動力として、チームを優勝の栄光に輝いた。1試合平均21.2得点、9.4リバウンド、フィールドゴール成功率63.1%という驚異的な得点能力を発揮し、怪我で決勝出場を逃しながらも大会MVPを受賞した。
最後のワールドカップ出場は故郷で行われた2014年スペイン大会。準々決勝でフランスに敗れるまで、スペインを6連勝に導いた。彼はこのトーナメントでも素晴らしいパフォーマンスを収め、再びオールスターファイブに選出されている。
オリンピックでは、2008年と2012年にスペインの銀メダル獲得に貢献。2016年のリオデジャネイロオリンピックでは、銅メダルを獲得している。
ガソル氏は、ヨーロッパ選手権史上最も多くの賞を受賞したプレイヤーの一人といえる。2009年と2015年のヨーロッパ選手権において、スペインがタイトルを獲得した際にはMVPを受賞。また2011年の優勝時には、オールスターファイブに選ばれている。
2003年と2007年のヨーロッパ選手権でスペインが準優勝を収めた時、また2001年と2017年にスペインが3位入賞の際も、オールスターファイブに選ばれた。
また、その活躍ぶりはスペインのユースメンバーとして世界で戦っていたころからすでに開花しており、1999年の男子ジュニア世界選手権大会では、決勝でアメリカと対戦、勝利に貢献した。
2023年のワールドカップで、アルゼンチンのスーパースター、ルイス・スコラ氏と共に、グローバルアンバサダーを務めるガソル氏は、ワールドカップにおける真の勝者になるためには、あらゆる要素が必要であることを理解している。
「ワールドカップのトロフィーは、バスケットボールの中でも勝ちとることが一番難しいトロフィーです。…優勝するには、個性とケミストリーが必要であり、自分が落ち込んでいるときに支えてくれるチームメイトが必要なのです。
ワールドカップ2023のグローバルアンバサダーとして、バスケットボールのレジェンドたちの素晴らしいチームの一員となれること、さらに真のレジェンドであり、また一番手ごわいライバルでもあったルイス・スコラと一緒に大会を盛り上げられることは、本当に光栄です。」
現役時代も、そして2021年に東京オリンピックを最後に引退した後も、ガソルはバスケットボールを代表する素晴らしい人物であるといえる。
数か月前、彼はFIBA女子バスケットボールワールドカップ2022のアンバサダーとして、シドニーのコートサイドで、女子バスケットボールのサポートと促進に努めた。
また、彼は国際オリンピック委員会(IOC)選手委員のメンバーでもある。
さらにその他にも、スポーツやウェルビーイングに関連する多くのプロジェクトでアドバイザー、投資家、そしてアクティビストして活躍している。
多方面で活躍するガソル氏が、大会にさらなる価値を加えてくることを期待したい。
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FIBAバスケットボールワールドカップ2023について
第19回を迎える本大会は、初の複数国開催となり、フィリピン、日本、インドネシアの3ヵ国で8月25日- 9月10日に行われます。
FIBAバスケットボールワールドカップ2023の情報は公式サイト www.fiba.basketball/basketballworldcup/2023 もしくはFIBAバスケットボールワールドカップ2023の公式 Facebook、ツイッター、インスタグラム、Youtubeでチェック!