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2021年11月22日
2023年2月28日
27/02/2022
Game Report
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ケイ、ブラントが日本との再戦で勝利!

沖縄(日本)-オーストラリア・ブーマーズは、力みなぎるホスト国を相手に力を見せつけ、80-64で勝利。FIBAワールドカップ2023アジア地区予選で無敗をキープした。

「前回来たときは、日本に負けました。今回、ほとんどの選手はその時のメンバーではありませんが、私とアンガスはその時のメンバーだったので、勝利を取り戻すことができ、今日のプレーに誇りを持つことができました。」

 

オーストラリアはこれでグループBを2勝0敗とし、Window2は、明日のチャイニーズタイペイとの1試合を残すのみとなった。日本は共同開催国としてすでにワールドカップ出場権を獲得しているが、この試合の結果で1勝3敗となった。

ニック・ケイが15得点でブーマーズをリードし、アンガス・ブラントも14得点で貢献した。エメット・ナーは得点こそ少なかったが、11アシストと大活躍した。

アカツキファイブは、富樫勇樹が5本の3ポイント、5アシストで19点を挙げ、チームを支えた。日本代表は他にルーク・エヴァンスが11得点で2桁得点に貢献した。

ターニングポイント:ハーフタイムの時点では、わずか2点差でオーストラリアがリード。オーストラリアに対して、日本が粘って、この試合をものにできるかもしれないとも思われた。

しかし、ブーマーズのディフェンスは、アカツキファイブのオフェンスを後半の約4分間、無得点に封じ込めた。その結果、オーストラリアが9-0のランを決め、日本はそこから一度も立ち直ることができなかった。

今日のヒーロー:今日もまた、4人の選手が2桁の得点をあげ、オールラウンドに活躍した。また、ニック・ケイは15得点、11リバウンド、7アシスト、57.1パーセントのシュートを決め、バランスのとれた効率の良いプレーを見せた。

さらに2つのスティールと1つのブロックも決め、勝利に貢献し、ケイにとっては今日もいい1日であったであろう。

スタッツは嘘をつかない:オーストラリアは、この試合ではサイズの優位性があると予想されていた。日本もチャイニーズタイペイ戦の後、この分野での欠点を認めていた。そのため、オーストラリアが44-28と圧倒し、44-22とペイント内での得点でも日本を上回ったことは、この沖縄の地で何の驚きもなかった。

日本は、前半にシュートを決めたことで接戦に持ち込むことができたが、ペイント内の得点とリバウンドでこれだけ負けていては、試合に勝つのは難しい。

結論:日本代表のヘッドコーチであるトム・ホーバス氏は、「5 Out」オフェンスシステムの導入を声高に叫んでいるが、この試合ではそれがはっきりと見て取れた。前半のように、ロングレンジシュートを決めているときの日本は、このシステムで止めるのは難しいであろう。しかし、その反面、得点が伸び悩むと、どうすればいいのかわからなくなる。この試合では、この点が明らかになった。これは日本が改善しなければならない点である。

オーストラリアは、代表チームの質の高さを示し続け、このウィンドウのこれまでのところ、相手の攻撃に耐えている。明日のチャイニーズタイペイ戦であと1勝すれば、沖縄から快適な帰国を果たすことができるであろう。

コメント:「今夜のチームの戦いぶり、そしてオーストラリアを代表するような戦いぶりをとても誇りに思います。前回ここに来たときは、日本に敗れました。ほとんどの選手はその時のメンバーではありませんでしたが、私とアンガスはその時のメンバーだったので、勝利を取り戻すことができ、今日のプレーを誇りに思います。- ニック・ケイ(オーストラリア)

「特に日本のファンからのサポートは絶大なものがあります。応援の手を差し伸べてくれたり、いろいろな書き込みをしてくれたり、私にとってもみんなにとっても、とても意味のあることです。コートの上でも、今日の試合では応援に敬意を表して頭を下げましたし、とても感謝しています」- 日本のB.LEAGUEでプロバスケットボール選手として活躍するニック・ケイ

 「40分間ハードにプレーし、前回のウインドウよりステップアップして良いプレーができたと思います。オーストラリアは強いチームだし、経験豊富な選手もいます。後半はもちろん、相手の方がいいプレーをしていましたが、素晴らしいバスケットができたと思います。」 - 富樫勇樹(日本)